【Page3】KAWASAKI GPz900R SPORT Package TYPE-S
掲載日：2010年04月07日 特集記事 › 絶版カスタム「今尚斬新」GPz900R、SRX-6ほか
記事提供／2009年8月1日発行 絶版バイクス4
■取材協力／ACサンクチュアリー Phone 03-5663-7620
KAWASAKI GPz900R SPORT Package TYPE-S
スポーツパッケージのベースグレートという位置付けのタイプS。
カスタムベースとしての素養も魅力的なこのスポーツパッケージは幅広いオーナーに受け入れられそうだ。
ニンジャカスタムの入門モデルに最適!!
更なるアップデートはオーナー次第だ。
前頁で紹介したコンプリートカスタムマシンである、ニンジャスポーツパッケージのベースグレードとなるのが、ここに紹介するタイプSである。
幾多のニンジャを見てきたACサンクチュアリーのスタッフによって厳選され、徹底したメンテナンスが行われた安心感の高い車両がベースとなる点はタイプRと同じ。しかしタイプSは手を加える箇所をある程度限定することで、リーズナブルな価格となるのが特徴だ。とはいえITXの17インチホイールとオーリンズリヤショックの組み合わせによる足周り、ナイトロレーシングのフルエキゾーストなど、マシンのキャラクターとグレード感を左右するパーツはタイプRと同じものが採用されており、カスタムマシンとしての迫力とクオリティは十分。
そうしたカスタムに対して、フロントフォークやキャブレターに純正パーツを用いることで、価格はタイプRを大きく下回る149万1千円（税込み）となる。これはベース車を含むことを考えるとコストパフォーマンスは非常に高い。使用シーンが日常の足や街乗りメインとなるならば、こちらのタイプSはより現実的な選択だろう。とはいえ、車両オーダー時の打ち合わせにより、エンジンチューンを含めた発展型を作る事も可能。作り込みたい仕様をある程度決めているユーザーにとっては、カスタムベースとしての魅力が見えてくる。
【上】バックステップは可動部の軸受けがブッシュとなるタイプ。この仕様は消耗により、ブッシュ交換が必要となった場合、コストに優れるという利点を持つ。
【左】タイプSではラジエターとオイルクーラーはノーマル。マウントはナイトロレーシング製のサブフレームとステーキットを介して行われる。
マフラーはタイプRと同じく、ナイトロレーシングのチタン製フルエキゾースト。写真はロングテールで、オーダー時に好みに応じて、ショートテールを選ぶ事も出来る。
【左】スイングアームはスタンダードの下側に補強が入れられたものを採用。ホイールはタイプRと同じくITXでタイヤサイズも180と同様。リヤキャリパーはノーマル。
【右】タイプRと同じく、クランクケースカバーにはスポーツパッケージのエンブレムが配される。
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