掲載日:2012年11月16日 トピックス
文・写真/STREET RIDE編集部
取材協力/クールブレイカー事務局
東京板橋のファントムゲートによるドラッグ・ショベル。戦闘的スタイルの懐に抱くSUPER CHARGERは無論伊達ではない。
去る11月3日、ハーレーオンリーのカスタムショー、クールブレイカーが開催された。早いもので今年で14回目を数えるこのショーは、昨年はお台場の屋外会場で行われたものの、今回は再び長年慣れ親しんだインドアのパシフィコ横浜で実施。
当日は、全国から集った国内屈指のカスタムショップにより朝6時から搬入作業がスタート。限られた時間のなか瞬く間に準備は進められ、10時になると待ち侘びた来場者を迎え入れるべくゲートはオープンされた。
「キレイ」「カワイイ」と評判の、選りすぐりの受付嬢の溢れんばかりの笑顔に歓迎され会場に足を運ぶと、そこには名立たるショップの渾身のマシンがずらりとレイアウト。やはり主催者であるHOT-DOCKのカラーが色濃いいショーなだけに、どのバイクも丁寧に「カチッ」と作り込まれ、クオリティの高さが見て取れる。中でも注目は、シウンクラフトワークスが出展したエレクトリック(電動)・チョッパー。ライドインショーでもその実力を見せ付けた、夢のあるプロダクトは圧巻であった。
人だかりで溢れるショーとはまた違った魅力を持つクオリティの祭典、クールブレイカー。その様子をパクッと覗いてみよう!
エクステリアはアルミ叩き出しで成形。研ぎ澄まされたシルエット、内燃機ともに異彩を放つ、同店の美学が宿る一台。
九州のジンギーズは今回、コアな客層を考慮してマニア垂涎のオールドチョッパーMAGを一面にディスプレイして販売。
右ジンギーズの浅川さん、そして左はたまたまグッズを購入しにやって来たホットバイクでお馴染みのシラセイズミさん。
オールドスクールを提唱する、米国の小排気量チョッパーHARD KNOCK。セカンドバイクとして惹かれるスタイル。
群馬のガレージノッカーによるド級のロングフォークチョッパー。遥か上方へエクステンドしたフォルムはもはや過激。
抜群のボディバランスを見せるナックルヘッドは、千葉のA-SYKSが製作。フレームに直ウェルドのタンクなど見所多数。
鎌倉のSHAFT本間さんはマンクスマンガレージと共同出展。アイコンのBELL型シルバーはどこへ行っても人気の商品。
静岡沼津のマンクスマンガレージはカフェスポーツを展示。スピード感溢れるフォルムにビルダー水品さんの趣向が覗く。
引き出しの多さ、そしてその溢れ出るアイデアをセンス良く具現化するスキルを持ったジーンチョッパーズによるFXR-T。
ショックはロングランで威力を発揮する、爽快な乗り味のRACE TECH製で、サイドバッグと、リアのウインカーステー幅をショートカットして全体のシルエットとバランシング。そして、メーター上部にはIphoneマウントも設置される。
10時オープンと同時に来場者は一斉に会場へ。今回は存分にショーが堪能出来るようにと、開催時間は夕方6時に延長された。
シート下の加工が見せ場のCustom Works Zonが持ち込んだナックルヘッド。徹底したクオリティコントロールでご覧の形状に。
気になる箇所をタイラップで留めてディスプレイに余念がないコズミックの三浦さん。変わらず隙のない作りである。
仙台チョッパーシーンの雄、コズミック。クオリティの高さが際立つカスタムは几帳面かつ確実な作業により生み出される。
チョッパーをアートの域にまで昇華させた第一人者であるワイルドロード。見るほどに溜息が漏れるウットリする造形だ。
埼玉のモーターロックはツインカムダイナを出展。タンクやシートカウル、マフラーなど高次の作り込みは変わらず健在。
国内を越え、海外までを守備範囲とするケンズファクトリー。第一線を走るショップのカスタムには人だかりが絶えない。
毎週末、全国どこかのショーでピンストライプをふるうシェイキン清水さん。多忙を極めても常にこの笑顔がナイス過ぎます。
主催ホットドックの手によるスペシャルワンは、誰もが足を停める無二の存在感を放つ。360度、見所が尽きることはない。
遂に電動チョッパーをフィニッシュしたシウンクラフトワークスの松村さん。実際に走行までを実現した労力は計り知れない。
CHOPPERS FOREVERと名付けた電動チョッパー。ライドインショーのほぼ“無音”のパフォーマンスに皆釘付け!
ショップごとに思い思いのスタンスでバイクを配置。ゆっくりと各マシンを見れる空間は、コアな来場者にはたまらないもの。
ソリッドなボディカラーを際立たすライトアップでディスプレイしたEVOリジッド。完成が楽しみなDAY ANGELSの作品。
新進気鋭の横浜バラクーダによるスプリットフィンロッカーが個性のショベル。要所のメタルワークをとくとご覧頂きたい。
ユーロカスタムに特化した国内屈指のショップとして知られるバッドランド。黒で統一したスタイルからはエレガンスが漂う。
精力的に全国のイベントに出展するムーンアイズ。この恐ろしく軽いフットワークで得たものが自身のショーに反映されている。
ベースとなるデザインを大幅に変えずリリースされるオリジナルT。このアイテムを心待ちにする熱狂的なファンも多い。
駐車場内。クールブレイカーのショー会場に足を運ぶ来場者たちは、やはりひと筋縄でいかないカスタムファンばかりである。
左が主催者のホットドック河北さん。そして右がテイストの河内山さん。共に言わずと知れた、国内カスタムシーンの重鎮。
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