掲載日:2013年07月11日 トピックス
写真・文/HIRO(有森弘忠)
「梅雨明け宣言」。言うまでも無く、待望のニュースをまだかまだかと楽しみにしていたライダーは多かったことだろう。それは乗る側、そしてボクのような撮る仕事をしている人間にとっても嬉しい報せだった。
憂鬱な季節が終わりを告げ、いよいよ夏到来といった日差しが全身に心地良い、ある初夏の一日。夏の澄み渡った青空に映える真っ赤なバイクを転がしてきたのが、今回紹介するアユさんだ。驚くことに彼女は妊娠7ヶ月!! こちらが気を遣わずにはいられない状況ながらも、本人は至って自然と、爽やかに愛車に跨ってこう話し出した。
「長い梅雨が明けましたね~! 今日の撮影を心待ちにして梅雨をしのいでましたよ(笑)。それに、バイクはお腹の子が産まれるギリギリまで乗りたいんです。バイクの振動がイイ胎教になると思ってですね(笑)」
そんな彼女の愛車はホンダのXL230と、またちょいと“通”な一台。ヴィンテージオフロードの雰囲気を持たせた近年の車輌で、車体が扱いやすくFTR系のエンジン載せたバイクだ。
「車高があって慣れるまでは大変でしたけど、逆に自慢の脚をアピール出来るかなと(笑)。真っ赤で新しめのバイクなんですけど、どこか古めかしい感じがカワイイし、これなら長く付き合っていけると思ったんです。妊娠しても気にせず乗ってますよ」
10月には母親となる彼女だが、子守唄は愛車のアイドリングサウンドと決めているそうで、お子さんが産まれてからのバイクライフを現在妄想中なんだとか。これから産まれること、そして産まれてからのことと、ダブルの幸せを育む彼女に今後の夢を訊ねてみると、「LIVE TO RIDE」と即座にバッサリ。なんとも素敵なママの誕生である。
近年の絶版車の中でも比較的珍しいタイプのXL230。古めかしい装いながら長きに渡って実績のあるFTRエンジンは安定した走りを約束。そんなバイクは特にイジることなくノーマルで乗るのがアユスタイル。
一番のお気に入りの真っ赤な外装。
シティユースなら申し分ない230ccエンジン。
ブレース付きハンドルがヴィンテージ感を演出。
エキパイの取り回しにサイレンサーの形状が特徴的だ。
淡い赤と黄色のタンクトップを重ね着。
胸元を華やかに飾るのは、レインボートーンのストーンネックレス。
トップスが鮮やかなのでボトムスは靴と共にホワイトでスッキリと魅せる。
ゴールドスタッズとハトメがアクセントのオールスターを愛用。
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