掲載日:2012年02月09日 トピックス
写真・文/HIRO(有森弘忠)
筆者が通うガソリンスタンドに、いつものように給油へ行くとそこには見慣れないスタッフの女の子と、眩しいくらいに磨かれたアプリリアのRS125がとまっていた。それから少しずつ彼女と話すようになり、今回撮影をお願いすることになったのがご覧のAIさんである。ちなみに、撮影のお願いをした際には万遍の笑みで快諾してくれたのが今でも記憶に残っている。
そんな彼女は、自宅近くのバイクショップに並んでいた現在の愛車を見てひと目惚れ。1週間後には既に跨っていたのだと言う。
「バイクって乗り物自体が初めてで、ましてやこんな速いバイク。外車って普通の女の子じゃまず選ばないですよね」と、恥ずかしそうに話しながらも、「早く乗りこなしてやる」と感じさせんばかりの自信がAIさんの表情には満ちていた。
実際、月に2回ほどは山や峠等へ走りに行き、アウト・イン・アウトや二次旋回のタイミングなど、男性顔負けのライディングの勉強をしている努力家でもある。
「彼氏と走ることが今一番の幸せなんです。どこに行くにも一緒ですし」と聞き、彼氏もきっと相当なバイク好きなんだろうと思いながら色々質問を続けていると、どうやら彼女の話す彼氏とはこのRS125のことだったりした(笑)。
そしてこの撮影を終え、後日インタビューの電話をすると「デート中にワガママ言い過ぎちゃって、彼氏が焼き付いちゃいました」と本当に愛車、いや彼氏にのめり込んでいる様子が伺えるAIさんである。
ふとその時、スレンダーなライダーが跨った小型排気量のバイクに颯爽と追い抜かれる男子の姿が目に浮かんだ。……きっとそのときは、彼女だと思って間違いないだろう(笑)。
純正の状態で研ぎ澄まされたデザインと走行性能がある車体ゆえ、基本的には大きくカスタムしたくないのだと彼女は言う。でもノーマルは人と同じなので、タンデムシートはカウリングフォルムに変更。中でもARROWのチャンバーマフラーは走り・見た目共に大きく変わりパワーバンド時の体に響くサウンドと、風を切る感覚が一新する大満足のアイテム。乗らずとも週に最低一回は洗車するほど愛されているバイクだ。
ライダースJKTは一見ハードな印象だがパイピングなどの和柄が女性的なデザインに落とし込まれる。
マーチンのブーツは長年愛用して馴染んでいるためシフトチェンジも問題無いそうだ。
細身のパンツは乗降時に車体を傷つけないのと、操作性を考えてのもの。
グローブは走行にも整備にも使用出来る米国工業メーカー「ミラー」製。水や寒さを防ぎながらも本来溶接に使う物だけあってハンドル操作も問題無い作り。
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