掲載日:2018年06月08日 トピックス
取材協力/キムコジャパン株式会社 取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部
キムコが新型サスペンションやコーナリングの安定性、パワーを考慮して造り上げたRacing S150。シート高790mm、車両重量128kgの同車を160cm、175cm、180cmのテスターが足つきチェック。
キムコ(KYMCO)からリリースされているスクーターの中でも、スポーティな走りと特徴的なデザインが人気の「レーシングシリーズ」に2017年11月、Racing S150(レーシングS150)が仲間入りしました! レーシングシリーズは125ccのRacing S125も含め2017年にフルモデルチェンジしており、ライディングポジションの自由度が高いデザイン設計や最新の技術、新型サスペンションなどが採用され、注目度の高いスクーターのひとつです。
Racing S150が最新! とか新型! といっても、実際にどんな変化があったの~? と思っている方も多いと思いますが、例えばキムコ独自のIOV(Internet of Vehicle)テクノロジー「Noodoe(ヌードー)」を標準装備しており、スマートフォン専用アプリを使うことでバイクとスマホとの連携が可能なのです。天気や時間の表示はもちろん、停車時にはスマホに届いたSNSの更新通知などもチェックできるという便利さ。
さらに、自然にシートに腰掛けた状態から着座位置や足の置き場を変えることで、アーバンモード、レーシングモード、ツーリングモードと3つのライディングポジションを選ぶことも可能。もちろんこれはスポーツ走行時の安定性やホールド性能も考慮されてのこと。ちなみにシチュエーションによっての使い分けを実現しているのが、人間工学に基づいたデザインのシートなのです。
これがそのシート。走行中に身体にかかる負担を軽減して自然な乗り降りができる形状になっているのだとか。座り心地やシート高はどんな感じなのでしょう? 今回は比較車両に同じくらいの排気量を持つスクーターを選びシート高&車両重量をチェックしたのでそちらも併せて見てみましょう。
【比較的似ているタイプの車両のシート高】
こうして比べてみるとRacing S150のシート高は標準、もしくは標準より少し高めで車体はとても軽いんですね。これならばちょっと足つきが悪かったとして、自分でしっかり支えられそうな重さかもしれません。
今回は160cm、175cm、180cmと3名のテスターが足つきチェックを行ったので、その様子を写真で見比べつつ、それぞれが感じたRacing S150の足つきのポイントや気になったところをお伝えします!