【Page4】 国産2ストトレールのパーツはまだ入手できるのか?

掲載日:2009年12月25日 特集記事2ストローク・フォーエバー    

2009年7月1日発行 月刊ガルル No.279より記事提供

2 Stroke FOREVER

国産2ストトレールのパーツはまだ入手できるのか?

 

製造が中止になって10年以上が経つ国産2ストトレールは、まだパーツが手に入るのか? その答えを求めて現在、CRM250ARの修理を進めているバイクショップ・ロードスターにお邪魔して、代表の滝沢さんに話を聞いてみた。
「パーツを発注しても、取り扱い・販売中止という返答のときは在庫がないだけでなく今後も手に入らないと思っていい。絶版になって20年、30年経っているバイクだと、そんなケースは珍しくないね。でも、今回オーダーしたAR用のパーツのように在庫表示がゼロでも納期(お届け日)がハッキリしているときもあるんですよ。不思議でしょ?その場合はほとんど、その期日に届くね」

 

ロードスターでは5月7日にCRM250ARのパーツをいくつか発注している。それによると例えばシリンダーは在庫数がゼロになっている。しかし伝票のお届け予定日には6月2日という日付が入っており、まだ入手が可能だという。ちなみに現在は3種類あるなかでCのシリンダーしか残っていないようだ。

 

上の写真のように、多くのメーカーではシリンダーとピストンに種類があり、合い番の同じパーツの組み合わせを指定している。

 

「いまのところ、CRM250ARに関してはほとんどのパーツがそろうので修理もできる。純正だけでなく、社外でもチャンバーやリードバルブがまだ販売されているしね。CDIも6月2日納期で注文ができた(4万5200円)。中古車両の多くはすでに前のオーナーが新しいCDIに交換しているかもしれないけどね。あとCRM250シリーズは、キャブレターのワンウェイバルブにゴミが詰まってアイドリング不調になることがある。それを定期的にクリーニングすれば、まだまだ快調に走れるバイクだよ」

 

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