オフロードFAQ

ハンドガードって形によって用途が違うんですか?

掲載日:2012年01月30日 オフロードFAQオフロードバイクの疑問    

オフロードFAQ大きく分ければ3タイプがあって、
それぞれに求められる効果が違います。

ハンドル部に取り付けて手を守るガードには、大きく分けて3種類あります。まずモトクロスで使われるガードは、前走車の飛び石が手に当たるのを避けるのが目的。そのため、ほとんどがレバーホルダー付近の1点留めとなっていて、素材は樹脂製。転倒時に対する保護性能は高くありませんが、ライダーの動きを極力妨げず、重量増も最小限にとどめられています。

 

次に、純正パーツとしてもよく使われるのが、樹脂製のブッシュガード。こちらは、レバーホルダー付近とバーエンド部の2点留めで、木の枝などでレバーが押されたり手をケガしたりするのを抑止します。また、走行風が手に当たる量を少なくすることを目的とする場合もあります。転倒時の強度はモトクロス用よりも高いですが、すべてが樹脂製なので、転倒時にレバーが折れるのを防ぐには強度が不足します。

 

そして、アフターマーケットパーツとして人気のタイプが、アルミ材などを使った金属製のバーが、レバーホルダー付近とバーエンド部の2点留めされたタイプ。こちらは、金属製バーに樹脂製のディフレクターを装着して使ったり、バーそのものがコーティングされていることもあります。金属製の骨組みがあることで強度は高く、転倒時にレバーが折れない可能性も高くなります。また、樹脂製ディフレクターを装着すれば、オフロード走行時のハンドガードとしての効果はかなり高くなります。

 

文/田宮 徹

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