2014 AMA スーパークロス  ラウンド14 ヒューストン TX レースレポート

2014 AMA スーパークロス ラウンド14 ヒューストン TX レースレポート

掲載日:2014年04月09日 エクストリームモトクロス    

まとめ/ダートライド編集部

450ccクラス メインレース

R・ビロポートが文句ないレース展開で完勝

久しぶりにウエストラウンドに戻ってきたAMAスーパークロス。3連勝しているジェイムズ・スチュワート(スズキ)の進撃が気になるところだが、体調不良でプラクティスを途中で切り上げるハプニングが。本戦はどうなるだろうか?

 

そのメインレース(20周)、スタートで綺麗に飛び出したのはライアン・ビロポート(カワサキ)。アンドルー・ショート(KTM)やマイク・アレッシ(スズキ)も好位置で続くが、ランキング争いで前にいたいライアン・ダンジー(KTM)は転倒からの再スタートとなってしまう。1周目を終えた時点の順位は、R・ビロポート、ジャスティン・バーシア(ホンダ)、ケン・ロクスン(KTM)、トレイ・カナード(ホンダ)と続く。体調を崩しているJ・スチュワートは、6位。

 

ライバルにとって、スタートで出てしまうと追撃が難しいR・ビロポートを先頭で出してしまったレースだが、その通り、4周目には早くも2位のJ・バーシアに4秒差をつける快進撃を見せ始める。ただ、この日のR・ビロポートはプラクティスなどで転倒を喫しており、まだ勝負の行方は分からない。5周目に入ると後続で、イーライ・トマック(ホンダ)とJ・スチュワートの6位争いが始まるが、やはり身体の抑えが利かないJ・スチュワートがE・トマックの先行を許してしまう。

 

半分の10周を終えた時点でポジションは、R・ビロポート、J・バーシア、K・ロクスン、T・カナード、E・トマック、J・スチュワートというオーダー。結局、R・ビロポートが残り8周で2位と6秒差、2周を残したところでは8秒差と圧倒的なアドバンテージを築いたレースで、そのままフィニッシュ。久しぶりの優勝とともに、積算の勝利数をさらに伸ばした。J・スチュワートはやはりフィニッシュ後に座り込んでしまい、タフなレースであったことが伺えた。

 

450cc クラス レース結果
順位 ゼッケン ライダー名 チーム名 メーカー ベストタイム
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki   Kawasaki 47.495
2 51 J・バーシア Team Honda Muscle Milk   Honda 47.788
3 94 K・ロクスン Red Bull KTM   KTM 48.413
4 41 T・カナード Team Honda Muscle Milk   Honda 48.633
5 7 J・スチュワート Suzuki, Yoshimura   Suzuki 49.259
6 29 A・ショート BTO Sports   KTM 49.089
7 5 R・ダンジー Red Bull KTM   KTM 49.099
8 800 M・アレッシ Smartop Motoconcepts Racing   Suzuki 50.555
9 3 E・トマック GEICO Honda   Honda 48.838
10 68 C・ブローズ N-FAB, FACTORY METAL WORKS, TESTA MOTORSPORTS   Honda 50.560
450cc クラス ポイントランキング
順位 ゼッケン ライダー名 メーカー ポイント
1 1 R・ビロポート   Kawasaki 268
2 7 J・スチュワート   Suzuki 232
3 5 R・ダンジー   KTM 233
4 94 K・ロクスン   KTM 215
5 51 J・バーシア   Honda 176
6 10 J・ブレイトン   Yamaha 196
7 29 A・ショート   KTM 166
8 20 B・ティックル   Suzuki 126
9 23 W・ハーン   Honda 122
10 75 J・ヒル   Suzuki 112

 

 

 

250ccクラス イースト メインレース

久しぶりのウエストをJ・アンダーソンが優勝で飾る

250ccクラスも今回から再びウエストラウンドへ。次のシアトルが第8戦。その後、再びイーストに戻り、最後のラスベガスでそれぞれの最終戦となる。シーズンが休みだった時期に450ccに出走していたライダーもいたが、久しぶりにウエストはどうだろうか。

 

こちらのメインレース(15周)、ホールショットはジェシー・ネルソン(ホンダ)が取ったが、すぐにランキングトップのジェイソン・アンダーソン(KTM)が前に出る。直後では、プロサーキットカワサキが久しぶりに元気良く、ディーン・ウィルソンとジャスティン・ヒルが続く。3周目に入った頃にはJ・アンダーソンが少し先行し、後続は2秒間隔ぐらいで続く。

 

しかし5周目に、この日、450ccも苦戦していた角の尖ったフープスでJ・ヒルが餌食となり転倒。大きく順位を落とすことになる。6周目の時点での順位は、J・アンダーソン、D・ウィルソン、マルコム・スチュワート(ホンダ)、コール・シーリー(ホンダ)、ザック・オズボーン(ホンダ)、シェーン・マケラス(ホンダ)というオーダー。このままレースはあまり大きな動きがないまま終盤を迎えるが、残り2周というところで、D・ウィルソンがJ・アンダーソンに猛チャージ。かなり差を詰めるが、パスするまでには至らず、J・アンダーソンが相変わらずの強さで優勝を飾った。年間優勝もかなり現実味を帯びてきた、ウエストラウンドになった。

 

250cc クラス レース結果
順位 ゼッケン ライダー名 チーム名 メーカー ベストタイム
1 17 J・アンダーソン Rockstar Energy Racing KTM   KTM 48.125
2 15 D・ウィルソン Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki   Kawasaki 48.966
3 34 M・スチュワート Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 48.975
4 21 C・シーリー Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 48.832
5 16 Z・オズボーン GEICO Honda   Honda 49.718
6 37 C・ウェブ Yamaha, Yamalube, Rockstar   Yamaha 49.839
7 87 S・マケラス Troy Lee Designs Mav Tv Honda   Honda 49.791
8 66 J・カナダ 51FIFTY Energy Drink   Honda 50.820
9 35 J・ヒル Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki   Kawasaki 49.034
10 50 J・ネルソン Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda   Honda 51.199
250cc クラス ポイントランキング
順位 ゼッケン ライダー名 メーカー ポイント
1 17 J・アンダーソン   KTM 156
2 21 C・シーリー   Honda 145
3 15 D・ウィルソン   Kawasaki 120
4 35 J・ヒル   Kawasaki 119
5 34 M・スチュワート   Honda 109
6 37 C・ウェブ   Yamaha 107
7 50 J・ネルソン   Honda 87
8 16 Z・オズボーン   Honda 85
9 87 S・マケラス   Honda 85
10 111 D・フェリス   KTM 63

 

 

 

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