
掲載日:2014年04月09日 エクストリーム › モトクロス
まとめ/ダートライド編集部
久しぶりにウエストラウンドに戻ってきたAMAスーパークロス。3連勝しているジェイムズ・スチュワート(スズキ)の進撃が気になるところだが、体調不良でプラクティスを途中で切り上げるハプニングが。本戦はどうなるだろうか?
そのメインレース(20周)、スタートで綺麗に飛び出したのはライアン・ビロポート(カワサキ)。アンドルー・ショート(KTM)やマイク・アレッシ(スズキ)も好位置で続くが、ランキング争いで前にいたいライアン・ダンジー(KTM)は転倒からの再スタートとなってしまう。1周目を終えた時点の順位は、R・ビロポート、ジャスティン・バーシア(ホンダ)、ケン・ロクスン(KTM)、トレイ・カナード(ホンダ)と続く。体調を崩しているJ・スチュワートは、6位。
ライバルにとって、スタートで出てしまうと追撃が難しいR・ビロポートを先頭で出してしまったレースだが、その通り、4周目には早くも2位のJ・バーシアに4秒差をつける快進撃を見せ始める。ただ、この日のR・ビロポートはプラクティスなどで転倒を喫しており、まだ勝負の行方は分からない。5周目に入ると後続で、イーライ・トマック(ホンダ)とJ・スチュワートの6位争いが始まるが、やはり身体の抑えが利かないJ・スチュワートがE・トマックの先行を許してしまう。
半分の10周を終えた時点でポジションは、R・ビロポート、J・バーシア、K・ロクスン、T・カナード、E・トマック、J・スチュワートというオーダー。結局、R・ビロポートが残り8周で2位と6秒差、2周を残したところでは8秒差と圧倒的なアドバンテージを築いたレースで、そのままフィニッシュ。久しぶりの優勝とともに、積算の勝利数をさらに伸ばした。J・スチュワートはやはりフィニッシュ後に座り込んでしまい、タフなレースであったことが伺えた。
順位 | ゼッケン | ライダー名 | チーム名 | メーカー | ベストタイム | |
1 | 1 | R・ビロポート | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 47.495 | |
2 | 51 | J・バーシア | Team Honda Muscle Milk | Honda | 47.788 | |
3 | 94 | K・ロクスン | Red Bull KTM | KTM | 48.413 | |
4 | 41 | T・カナード | Team Honda Muscle Milk | Honda | 48.633 | |
5 | 7 | J・スチュワート | Suzuki, Yoshimura | Suzuki | 49.259 | |
6 | 29 | A・ショート | BTO Sports | KTM | 49.089 | |
7 | 5 | R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | 49.099 | |
8 | 800 | M・アレッシ | Smartop Motoconcepts Racing | Suzuki | 50.555 | |
9 | 3 | E・トマック | GEICO Honda | Honda | 48.838 | |
10 | 68 | C・ブローズ | N-FAB, FACTORY METAL WORKS, TESTA MOTORSPORTS | Honda | 50.560 |
順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | ポイント | |
1 | 1 | R・ビロポート | Kawasaki | 268 | |
2 | 7 | J・スチュワート | Suzuki | 232 | |
3 | 5 | R・ダンジー | KTM | 233 | |
4 | 94 | K・ロクスン | KTM | 215 | |
5 | 51 | J・バーシア | Honda | 176 | |
6 | 10 | J・ブレイトン | Yamaha | 196 | |
7 | 29 | A・ショート | KTM | 166 | |
8 | 20 | B・ティックル | Suzuki | 126 | |
9 | 23 | W・ハーン | Honda | 122 | |
10 | 75 | J・ヒル | Suzuki | 112 |
250ccクラスも今回から再びウエストラウンドへ。次のシアトルが第8戦。その後、再びイーストに戻り、最後のラスベガスでそれぞれの最終戦となる。シーズンが休みだった時期に450ccに出走していたライダーもいたが、久しぶりにウエストはどうだろうか。
こちらのメインレース(15周)、ホールショットはジェシー・ネルソン(ホンダ)が取ったが、すぐにランキングトップのジェイソン・アンダーソン(KTM)が前に出る。直後では、プロサーキットカワサキが久しぶりに元気良く、ディーン・ウィルソンとジャスティン・ヒルが続く。3周目に入った頃にはJ・アンダーソンが少し先行し、後続は2秒間隔ぐらいで続く。
しかし5周目に、この日、450ccも苦戦していた角の尖ったフープスでJ・ヒルが餌食となり転倒。大きく順位を落とすことになる。6周目の時点での順位は、J・アンダーソン、D・ウィルソン、マルコム・スチュワート(ホンダ)、コール・シーリー(ホンダ)、ザック・オズボーン(ホンダ)、シェーン・マケラス(ホンダ)というオーダー。このままレースはあまり大きな動きがないまま終盤を迎えるが、残り2周というところで、D・ウィルソンがJ・アンダーソンに猛チャージ。かなり差を詰めるが、パスするまでには至らず、J・アンダーソンが相変わらずの強さで優勝を飾った。年間優勝もかなり現実味を帯びてきた、ウエストラウンドになった。
順位 | ゼッケン | ライダー名 | チーム名 | メーカー | ベストタイム | |
1 | 17 | J・アンダーソン | Rockstar Energy Racing KTM | KTM | 48.125 | |
2 | 15 | D・ウィルソン | Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki | Kawasaki | 48.966 | |
3 | 34 | M・スチュワート | Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda | Honda | 48.975 | |
4 | 21 | C・シーリー | Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda | Honda | 48.832 | |
5 | 16 | Z・オズボーン | GEICO Honda | Honda | 49.718 | |
6 | 37 | C・ウェブ | Yamaha, Yamalube, Rockstar | Yamaha | 49.839 | |
7 | 87 | S・マケラス | Troy Lee Designs Mav Tv Honda | Honda | 49.791 | |
8 | 66 | J・カナダ | 51FIFTY Energy Drink | Honda | 50.820 | |
9 | 35 | J・ヒル | Monster Energy/Pro Circuit/Kawasaki | Kawasaki | 49.034 | |
10 | 50 | J・ネルソン | Troy Lee Design/Lucas Oil/Honda | Honda | 51.199 |
順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | ポイント | |
1 | 17 | J・アンダーソン | KTM | 156 | |
2 | 21 | C・シーリー | Honda | 145 | |
3 | 15 | D・ウィルソン | Kawasaki | 120 | |
4 | 35 | J・ヒル | Kawasaki | 119 | |
5 | 34 | M・スチュワート | Honda | 109 | |
6 | 37 | C・ウェブ | Yamaha | 107 | |
7 | 50 | J・ネルソン | Honda | 87 | |
8 | 16 | Z・オズボーン | Honda | 85 | |
9 | 87 | S・マケラス | Honda | 85 | |
10 | 111 | D・フェリス | KTM | 63 |
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