掲載日:2013年08月15日 フォトTOPICS
写真・文/HIRO(有森弘忠)
温暖化の影響か、年々とうだるような暑さが増しているここ日本。もともと暑さの厳しい地方である私の地元福岡も、立っているだけでも汗が止まらない気温と湿気。バイクで走っているときは風でやり過ごせるものの、信号で停車をすれば直射日光によりヘルメットの中はきっと恐ろしいほどの温度になっているはず。なので猛暑の日は自然と、額と腕に汗がにじみ出てしまう……。
待ち合わせ場所に到着すると、木陰にバイクをとめて、私の到着をまだかまだかと、待ち侘びた視線を送る彼女がいた。そして開口一番に「暑い……汗が出るので早く撮っちゃいましょう!」と、何とも女性らしい内容の一言で明るく出迎えてくれたのがエリさんである。
「このワンちゃん、今は調子が悪くて一緒に散歩に行けないんです。暑いからやっぱり夏バテですよね(笑)」
なんてトンチの効いた冗談を交えて紹介してくれたのは、ホンダの往年の名車ダックスだ。長年に渡って多くのファンを魅了し、たくさんのモデルも存在するこのバイク。何でもエリさんは、あえてカスタムをせずに楽しんでいるんだと言う。
「もちろん自分好みにカスタムするのはファッションと同じでカワイク、カッコ良くできますよね。でも逆に、素材そのものにフォーカスするデニムに白シャツみたいな、そんな感じでこのバイクは特にカスタムをしないで、そのデニムを履き潰す感じで味を出していきたいんです。カッコよく言えばヴィンテージですね(笑)」
バイクに合わせてファッションを変えるのではなく、自然体でバイクを楽しむエリさん。今は早く吸気系の修理を完了させていち早く乗りたいとのことだが、「やっぱり暑いですよ。私もバイクも熱中症になってはいけないので、夜が涼しくなってきたら散歩に繰り出します」と、無理せずフリーなスタイルで愛犬のダックスと戯れる彼女であった。
デニムのようなヴィンテージ感を出していきたいという愛車。
女性でもジャストなライディングポジションの純正ハンドル。
他の車種には見られないアップマフラーはオフロード感タップリで一番のお気に入り。
前後メッキフェンダーは錆びないようメンテナンスを怠らない。
ダックスという名の通りダックスフントが描かれたサイドエンブレム。足がタイヤになりヘルメットをかぶった姿が何とも言えずカワイイ。
メンズモノのGショックは文字盤が白でカワイイためヘヴィーユーズ。
暑いこの季節、トップスはルーズな見た目で涼しさを演出。
レギンスにはスパンコールとイミテーションジュエリーが施され女子力をアップ(笑)。
お洒落は足元からを常に意識しているそうでペディキュアは毎週変えるんだとか。
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