カブ生活

ゆるカブ第八十五回「青山で、冷やしカブ!」

掲載日:2018年09月23日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

いよいよ11月24日発売! マグナレッドが美しい「スーパーカブ50/110・60周年アニバーサリー」です。こちらの受注期間は10月31日までという限定。さあ、悩んでいる人はどうする?

あっぢ~よ!! 街中を走れば命の危険をも感じた2018年盛夏。ひんやり冷えたカブが心地よかった!

カブライダーのみなさま、続く酷暑もご無事にお過ごしでしょうか。今年は中東の女性のように薄い布をすっぽり被るスタイルの人をお見かけしました。東京のビル街は砂漠のような暑さですから、肌を晒すより涼しいかもしれません。

さて、かくいうわたしも都内を走行中に命の危機を感じ、青山のホンダウエルカムプラザへ逃げ込みました。すでに終わってしまいましたが「スーパーカブと、すばらしき仲間たち」展が開催されていたのです。エアコンがバッチリ効いた館内では、いよいよ11月に発売となる60周年記念の真っ赤な「スーパーカブ110・60周年アニバーサリー」の実車や1958年製のC100が美しく飾られ、ゆっくりと眺めることができましたよ。

この展示にはカブと一緒に誕生60年となる昭和の工業製品なども展示され、時代の風を感じる工夫がされていました。第83回でご紹介したマルマンの図案スケッチブックとコラボした「図案60周年アニバーサリーカラー」モデルのスーパーカブ50(AA09)も展示されたのです。クロスカブ110・50(CC110、CC50)やスーパーカブ50(AA09)には跨ることができ、実車に触れてあれこれ比較したり、室内でよ~く冷えたカブを堪能。

ところで、午後3時に入館して冷たいアイスコーヒーを飲んだりカブを眺めていたら、あっという間に閉館(18時)。居心地がよいと時間が経つのも早いです。帰り際には案内のカウンターでカタログを頂戴しました。「スーパーカブ60周年アニバーサリー」のカタログは紙面を広げると、1966年にアメリカで販売されたスーパーカブの輸出モデル(CA100)のキャンペーン用ポスターが再現されていて素敵ですよ。

クロスカブ110(CC110)に跨り、「やっぱ、これ欲しいなぁ」と悩み悶える松本の図。涼しい室内で実車に触れることができました。

見た目ならば小ぶりなクロスカブ50(CC50)のほうが「大きさもピッタリだわ~」と二台を行ったり来たり。平日の館内は空いていて気持ちよいです。暑いときはカフェコーナーのアイスコーヒーがお薦めです。

一階から階段を上る吹き抜けには写真家の森山大道氏の巨大写真が展示されていました。

「はたらくカブシリーズ」のコーナー。新聞配達の仕様と郵政仕様のカブが並んで展示。メーターの正面にポジションランプが付いているとか、前カゴの重量を支えているパーツは共通だとか、比較して眺められて楽しかった。後ろの「cub-jo」は種子島のカブで通学する女子高生を激写した作品。

日暮れを迎え、外からガラス越しにC100を眺める。1958年に登場したカブがなんて完成されたデザインかと、うっとりします。いまなお魅了される人が多い「永遠のカブ」の姿ですね。

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