掲載日:2015年07月31日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
お暑うございます。日中の道路は熱したフライパンのようです。どうぞ熱中症に気をつけて、楽しい夏を!
カブでタンデムするのは原付二種ならではの楽しみ。予めタンデム専用シートが装備されているタイプならば乗るのは簡単ですが、だいたいのカブは金属製のリアキャリアがついているだけ。少し工夫が必要です。
たとえばわたしの羽カブ90の場合、タンデム用のステップは付いていてもタンデムシートがありません。金属剥き出しのリアキャリアに直接乗るときは短い距離でも座布団かクッションが必須。家族と犬の散歩で都内の公園などへ行くとき、実際に乗っているのは20分以内ですが、もっぱらこの座布団スタイルで凌いでおります。ましてツーリングともなればオシリが痛くて耐えられないだろうなぁ。いまさらながら巷のタンデムカブ乗りさんはどうしているのだろうとキョロキョロしていたら、タンデム用のシートを売っているのに気づきました。
わたし、自分のメインシートがボロボロになったときも真っ先に張り替えることを考えたくらいですから、張り替え用のシートが商品化されていると知ったのは少し経ってから。ましてタンデム用シートそのものが売っているなんて想像さえしませんでした。で、バイクブロスさんのショッピングサイトをのぞいてみたら、メインとタンデムを一体化したダブルシートやリア専用のピリオンシートなど、いろいろな商品があるのですよ。パイピングやバイカラーになったファッション性の高いものもあって、自作しているはずだと思い込んでいた自分が情けなくなりました。ちなみにお値段は5千円台から1万円くらいのお手頃価格が中心。これは選択肢のひとつに加えてみるのもよいかもしれません。
さて、今回貼り付けた写真は5月のSSTR(サンライズサンセットツーリングラリー)に参加されたカブのタンデムライダーさんです。オサルのボスさん夫妻は三重県の津市をスタートして能登半島のなぎさドライブウェイに設けられたゴールまで12時間もタンデムしたそうです。たとえ夫婦でもこんなに長くくっついて乗ったのは初めてだと仰っていましたよ。いくらタンデムシートがあっても、奥さんはきっとオシリが痛かったでしょうねぇ。
オサルのボスさん夫妻はカフェカブでもお馴染みの常連さんです。お揃いのホンダのジャケットがお似合いですね。SSTRではBest Rider Awardとして、檀上で表彰されていました。
こちらは2014年9月に富士山へカブで登ったときの写真。水ヶ塚パーキングに集合したカブの一台です。ブルーの車体色に赤いタンデムシートがまぶしいです。
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