【プジョー・ジャンゴ125試乗記事】 魅力はデザインだけじゃない! 走りも乗り味も満足の1台

掲載日:2018年06月21日 試乗インプレ・レビュー    

取材・文/野岸“ねぎ”泰之  写真/野岸“ねぎ”泰之、バイクブロス・マガジンズ

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ボディにビルトインされたウインカーはLED。センターには導光パネルタイプのLEDポジションランプを装備。ヘッドライトはハロゲンバルブだが、黄色っぽい光がレトロイメージに合う。

小ぶりなショートスクリーンを装備。ヘッドライトのヒサシとともに、レトロかつおしゃれなイメージを演出している。

ボディ前面には折り畳みタイプのフロントキャリアを装備。薄手の荷物なら強力なバネで挟み込んで固定できる。

正面に堂々と鎮座するプジョーのライオンマークは、光り輝くメッキパーツ。周りを囲むポジションランプと共に、個性を際立たせるデザイン上のポイントになっている。

スイッチ類自体はは大型で押しやすいが、グリップから遠いためウインカーやホーン操作の際に親指が届きにくい。ヘッドライト上下切り替えのディマースイッチにはパッシング機能を備える。

右側はハザードとスターターボタンのみとシンプル。グリップは樽型で、メッキのグリップエンドを採用するなど細部までこだわっている。

フロントカウル内側には荷物用のフックを装備。ふだんはフラットに収納され、使う時だけクルッと反転させて引き出すしくみだ。下の鍵穴はグローブボックスの開閉用。

キーは持ち手の部分が大きく、立体のライオンマークが付くなど、まるで4輪車用のような高級感がある。

フロントカウルの内側やグローブボックスの蓋なども、光沢のある白い樹脂パーツを使用。一般的には無塗装の黒いパーツが多用される部分だけに、グッと高級感が増す。

中央のキーを左に回すと左側のグローブボックスが開く。内部には給油口があり、扉の内側には外した蓋をキープできるホルダーが設けられている。

右側のグローブボックスにはDC12Vのソケットを装備。スマホを立てて置けるホルダーがあるのはとても親切な設計だ。

前後で2分割されたシートはには、パイピングとタックロールが設けられている。分厚く幅広のため足つきは良くないが、クッションはやわらかめなのに適度な弾力があり、乗り心地は最高だ。

シート下の収納スペースはフラットで深めな形状。SHOEIのJ-FORCE4は収納可能だったが、フルフェイスはサイズによっては厳しいかもしれない。まだスペースには雨具などを入れる余裕がある。

白い樹脂を使ったフロアボードはフラットで、表面にはストライプ状の滑り止めが施されている。フロアボード前方につま先を滑り込ませるスペースを設けてあるのも、地味ながら使い勝手を考えた嬉しい配慮だ。

スピードメーターはアナログの針式。その中に液晶パネルが仕込まれていて、時計や外気温、トリップメーターや燃料計などを表示する。

幅広のタンデムシートはパッセンジャーに優しい造り。タンデムグリップはがっちりして握りやすく、造形も美しい。

タンデムステップはラバー付きで滑りにくい。畳んだ状態だと、上部のスリットと一体化したデザインでスマートに収納されている。

フロントのタイヤサイズは120/70-12インチ、ブランドはCST(チェンシン)を採用。ディスクブレーキはフロントのみABSを装備している。

リアタイヤのサイズもフロントと同じ120/70-12インチ。ディスクブレーキは左側に設置されている。ミッションケースカバーにもライオンマークが刻まれている。

フロントタイヤ右側にはABSのセンサーを装備。あたかもホイールデザインの一部のような造形が美しい。

マフラーはごく一般的なダウンタイプ。リアホイールは片持ちで、中央は鏡面仕上げとなっており、ここにもライオンマークがあしらわれている。

テールランプやウインカーはLEDを採用。デザインはボディと一体化しており美しい曲線を描いている。テールランプ上の丸いパーツはリフレクター。

メインスタンドを構成するスチールパイプは若干細めでエレガントな印象。サイドスタンドも標準で装備する。

テスターは身長170cmで足短め、体重72kg。シート高は770mmで両足、片足ともに足の裏が半分接地する程度。シートは幅広で足を降ろす部分のボディも幅があるので、足つきはそれほど良くはない。

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