

掲載日:2016年04月05日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/野岸"ねぎ"泰之
BW’Sシリーズの初代モデルが発売されたのは1988年。当初は50ccクラスだったが、オフロードバイクをイメージしたユニークな車体デザインが人気を博し、海外向けモデルとして100ccや125ccなどが販売されるなど、何度かのモデルチェンジを繰り返しながら現在に至っている。そして今回、原付2種クラスとしては初めての国内向けモデルBW’S125が発売された。個性的なスタイルが目を引くこのマシン、各部の魅力をじっくりと見ていくことにしよう。
BW’S125を前にすると、やはり目を引くのはそのスタイリングだろう。デザインコンセプトの「New Crossover BW’S」という言葉のとおり、今までは丸目2灯というイメージだったヘッドライトを変更し、左右非対称の角ばったタイプを採用。また、フロント部のほか、全体的に立体感のある車体デザインとし、新生BW’Sを強く印象付けている。それと同時に幅広のオフロード風ブロックタイヤ、ハンドル部にはこちらもオフロードバイクをイメージさせるブラッシュガードを採用するなど、従来からあるSUVテイストをうまく踏襲している。
メーターは一般的なスクーターのように車体にビルトインされたものではなく、独立したタイプ。フルデジタル表示の液晶パネルには大きめで視認しやすいスピード表示のほか、回転計や燃料計、時計、オドメーター&トリップメーターなど、多くの機能が盛り込まれている。バックライトはオレンジ系で、夜間でも視界の邪魔にならず、それでいて見やすいものとなっている。
ユーティリティはハンドル下右側に500mlペットボトルが入るフロントポケット、中央部にはコンビニフックを装備。シート下のトランクは容量約29リットルと大きめで、フルフェイスヘルメットを入れてもなお前方に余裕があるため、雨具などの収納にも困らないだろう。タンデムグリップと一体化したリアキャリアはガッチリとした造りで5kgまで積載可能となっており、収納&積載力は十分確保されている。
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