

掲載日:2012年12月19日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/河合宏介
マルチリフレクターのヘッドライトは35/35W。そこからなだらかに続く、フロントグリルのデザインや色の深みがイタリア製だと感じさせる部分だ。
タイヤはミシュランの「シティグリップ」。リンクアーム式のサスペンションは、路面のギャップをしっとりと吸収してくれる。
ハンドル左側の操作ボタンは一般的な配列。上から順に、ヘッドライトのHi/Lo切替、プッシュキャンセル式のウインカー、そしてホーンボタンという順番。
ハンドル右側にはセルモーターボタンだけがある。ベスパのロゴが刻まれたアクセルグリップは少し太め。アクセルの開閉は軽くてスムーズだ。
キーシリンダーを押し込むと、小物入れのカバーが開く。しかし、内部に構造上の出っ張りがあるので、200ccの保温ボトルくらいしか入らない。
表皮に滑り止め加工があり、腰のあるスポンジなのでホールド感が良いシート。前部には引き出し式のコンビニフックがある。
シート下には、メットインスペースと燃料の給油口がある。メットインスペースを取り外すと、エンジン部分にアクセスできる構造になっている。
テールまわりにもベスパらしさがあふれている。特にテールランプの形状が、ただの四角ではなく、流れるようなデザインなことに注目して欲しい。
フロアステップには、伝統ともいえるサイドに線状の滑り止めラバーがある。シート下に見えるカバーは小物入れではなく、整備のためのエンジンへのアクセス窓。
ゼロスタートが得意な新設計の4ストロークエンジンと、4段階のプリロード調節機能がついたリアサスペンション。センタースタンドの掛け下ろしは軽い。
リアタイヤは一般的な10インチサイズ。マフラーは出っ張らず、タイヤのギリギリまで内側に追い込まれている。
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