

掲載日:2012年12月19日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/河合宏介
ベスパのLXシリーズに、新設計の4ストロークエンジンを搭載した『LX125 3V』が加わった。車名にある3Vは、エンジンのバルブ数を表している。具体的には、吸気が2つで排気が1つ。それによりエンジン出力や燃費、そしてローエミッションと、多くの面で性能が向上させている。もうひとつの特長は、上位機種のGTSシリーズと同じくオートマチック制御だ。『LX125 3V』では、ベスパ伝統の左手でクラッチを握り、グリップを回転させるハンドシフトは必要なく、一般的なスクーターと同じように、アクセルを開けるだけで無段階変速してくれる。
ベスパというメーカーは、スチールモノコックボディーと片持ちホイールという基本を継承しながら、常に最新のテクノロジーを搭載し続けている。進化の著しいスクーター・カテゴリーのなかで、保守的な印象が強いブランドではあるが、環境問題やランニングコストに厳しいヨーロッパ市場で、確固たる地位を築いているメーカーなのだ。『LX125 3V』も、その伝統にならっているモデル。その実力をレポートしよう。
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