

掲載日:2012年09月05日 試乗インプレ・レビュー
ヤマハの代表的な原2スクーターであるシグナスX。2007年のモデルチェンジからインジェクションが採用されたこのマシン。その走りは 2009年8月に掲載した試乗インプレッション でお届けしているが、今回ご紹介するのは2011年2月に一部仕様変更されて、よりスポーティなイメージを与えられたシグナスX XC125SRである。
「XC125」と「XC125SR」の違いは、ボディカラーやグラフィックに加え、アナログ式のタコメーター、デジタル式メーターパネル、折りたたみ式のタンデムステップ、立体エンブレムが採用されているところだ。また、リアサスペンションのスプリングが赤くカラーリングされ、3段階のイニシャル調整機構が追加。さらに、前輪ブレーキキャリパーなども鮮やかな赤となり、スパルタンな雰囲気を漂わせている。その一方で、スタンダードモデルであるXC125の実用性を損なっていないのは、さすがヤマハといったところか。
車両価格の低価格化が進んでいるが、私財を投じて所有するからには所有欲を満たしてくれる要素も欠かせない。単なる道具からお気に入りの愛車へとライダーの心が高まれば、整備点検への意識も芽生え、結果的に長く乗り続けられるようになるかもしれない。このシグナスX XC125SRは、便利なコミューターだけでは満足できないユーザーに対して、上質な造りとスポーティな雰囲気を提供し、所有欲を満たしてくれる一台といえるだろう。
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