ヤマハ YZF-R125
ヤマハ YZF-R125

ヤマハ YZF-R125 – ヨーロッパ育ちの本格派

掲載日:2011年12月06日 試乗インプレ・レビュー    

ヤマハ YZF-R125の試乗インプレッション

ヤマハ YZF-R125の画像

ひとクラス上のシャシーが生み出す
高いスタビリティと良好なハンドリング

実車を目の前にして最初に感じるのは、堂々たる車格。エンブレムの「125」という文字がなければ、このマシンが125クラスと思うライダーはいないだろう。跨がると、これまたポジションが大柄なことに驚く。上体の前傾は600ccクラスのスーパースポーツ並みだ。シート高もそれに近く、足着き性は良くはないが、軽量なために取り回し性は良好だ。ポジションは、過激な上体の前傾に比べ、ステップバーが前方かつ下方に位置していると感じた。しかし、これはテスターの身長が165cm程と小柄なことにも関係している。大柄なライダーであれば、また違ったインプレッションになるだろう。

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走り出して、まず感じるのがスタビリティの高さ。マシンを左右に振る時にも、軽量車らしからぬ手応えがある。車体が大きいせいか? とも思ったが、ホイールベースなどの寸法は、同クラスのライバル達と同レベルにある。乗り手に大きく感じさせているのは、デザインと余裕のあるポジションによるもののようだ。つまり、ハンドリングの安定感は、ディメンジョンとサスペンションの設定によって生み出されたもの。このあたり、さすがに「ハンドリングのヤマハ」と言ったところか。

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ブレーキがコントローラブルなのも好印象。コーナー進入時、ブレーキングでフロントをじっくり縮めてやると、一次旋回がスパッと決まる。ただし、二次旋回は弱めの特性で、コーナーでは一発で向きを変え、すばやくマシンを起こして加速させるという乗り方が合っているだろう。気になる点はフロントフォーク、もう少し落ち着きが欲しい。なにかとフロントフォークが入りやすいのだ。もっとも、この部分は大きめなピッチングによるイージーなコーナリングとトレードオフなのかもしれない。

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エンジンのパワー特性はフラットで、回転上昇もスムーズ。ここぞというパンチ力は薄いが、スピードメーターを見ると思ったより速度がのっている。中回転域のトルクは猛烈に速いということはないが、一般道でクルマの流れをリードすることは十分に可能なパワーを持っている。峠に持ち込めば、ガンガン回して扱い切る楽しさを味わえるだろう。

ヤマハ YZF-R125の詳細写真は次ページにて

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