【スズキ アドレスV50試乗記事】青春期に知った「翼を備えたかのような」あの感覚をふたたび

掲載日:2019年04月25日 試乗インプレ・レビュー    

取材・文・写真/小松 男

スズキ アドレスV50 特徴

減少が続く原付マーケットにおいて
根強い人気を誇るアドレスV50という存在

今から四半世紀以上前のこと、当時高校生になりたてだった私は、16歳になると同時に原付免許を取得しようという夢を描く少年だった。周囲の仲間も皆同じだったと思う。週間誌には必ず原付の広告が掲載されていたし、当時はハイパフォーマンス原付が流行していたため、今では考えられないようなパワーや装備の車両が多かったことを今でも覚えている。

スズキ アドレス V50

多くの家庭に原付があった頃の話だ。それから長い年月が経ち、原付の登録台数は激減してしまった。買い物や移動手段として便利に使っていた主婦層が電動アシスト自転車に乗り換えたことや(自転車は乗車キットを装着すれば子どもを一緒に乗せられるメリットは大きい)、ターゲットとしていた若者の減少、駐車問題などが減少理由に挙げられるが、今乗っても原付はとても楽しくて便利な乗り物だ。

スズキ アドレス V50

スズキ、アドレスV50が登場したのは2006年のこと、排気ガスによる地球環境問題によってエンジンオイルを燃焼して走らせる2ストロークエンジンの生産が中止され、4ストロークモデルに移行する中で誕生した。

4ストは構造上2ストに比べパワーが出しにくいため、より排気量が大きくパワーのある原付2種の人気が高まったが、その中にあってもカウルパネルの作り込みや利便性の高いアドレスV50は支持され続けてきた。

スズキ アドレス V50

スズキ アドレスV50の試乗インプレッションは次ページにて

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