掲載日:2016年06月30日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ホンダのグロムは2013年6月に登場したコンパクトなスポーツバイクです。12インチタイヤを用いた扱いやすい車体サイズに加え、ボリューム感と躍動感にとんだ車体デザイン、倒立フロントフォークやディスクブレーキといった本格装備の採用などで、若者からベテランまで幅広いライダーに支持されてきました。そのグロムが今回、モデルチェンジにより外観デザインを一新、2016年6月に発売となりました。
ボディ形状はエッジを効かせたデザインを採用し、よりアグレッシブで力強いスタイリングとなりました。フロントマスクにはデュアルタイプのLEDヘッドライトです。スタイリッシュな白色光で、視認性と非視認性を向上させるとともに車両デザインの精悍さも強調。ブルーのバックライトがクールなインストルメントパネルは、バーグラフのタコメーターやデジタル速度計のほか、走行距離、燃料量、時計も表示。
エンジンは空冷単気筒の124ccです。電子制御インジェクションで理想的な燃焼を追及し、経済性や環境性能を満たすとともに広い回転域でトルクフルな出力特性を実現しました。また、4速リターン式のマニュアルクラッチを採用していますので、スポーティな走りを楽しむことも可能です。マフラーはダウンタイプのサイレンサーとなり、シートまわりのシルエットがすっきりとしました。
燃料タンクは従来の5.5Lから5.7Lへと容量アップ。タンクのキャップはヒンジ付きとなり、給油時の利便性が向上しました。そのほかイグニションキーには、フォールディング機能付きの「リトラクタブルキー」を、ホンダの二輪車としては初めて採用。このリトラクタブルキーは、ブレードを持ち手部分に収納できる構造ですの、バッグやポケットに入れた際にがさばらずに済み便利です。
倒立フォークやディスクブレーキなどの本格装備を採用する12インチホイールのミニネイキッド。エンジンは124ccの空冷単気筒、ミッションはマニュアルクラッチの4速。
ベーシックな構成の車体に、直立シリンダーの空冷単気筒を搭載した原付二種モデル。リターン式の5段変速を採用するなど、バイクの古典的な楽しさを味わえる作りが魅力。
前後輪に14インチのホイールを履いたフルサイズのモタード。124ccの空冷単気筒は最高出力7.5kWを発生。倒立フォークやペタルディスクのブレーキなど各部の装備も充実。
2013年6月21に発売のグロムは、トレンドに敏感な若者をターゲットに開発したコンパクトなスポーツバイクです。“ジャストサイズ&魅せるスペック”をコンセプトに、扱いやすい車体サイズと、大型スポーツモデルを彷彿させる本格的な装備の数々を採用しました。
125ccのエンジンは、扱いやすく燃費にも優れた空冷4ストローク単気筒。タイのWave125iなどで使われているエンジンをベースに、各所にグロム専用の設計を採用。吸気管長の確保や排気管の大径化、マフラーの容量アップ、クランク慣性マスの15%軽減などで、低中速域のトルク感と高速域でのパワー感を向上しています。トランスミッションは4段リターン式、クラッチはマニュアルですので、モーターサイクルらしい走りを味わえます。
フレームは、新設計のスチール製モノバックボーン。市街地での機動性と郊外でのスポーティーな走りのためにホイールベースは短めの1200mmに設定。またコンパクトでありながら2人乗りにも対応する頑丈なフレームになっています。フロントサスにはインナーチューブ径31mmの倒立フォークを採用して高剛性化、内部ピストンの受圧面積を広く取ることで減衰力特性の向上も図りました。リアショックはシンプルなモノサスを採用しています。
12インチのアルミキャストホイールは、大型バイクをイメージするY字スポークです。そのスポーク部を細くすることでマスの軽減を図り、取り回しを軽快にしています。ブレーキはフロントに220mm径、リアには190mm径の油圧式ディスクブレーキを装備しています。
分割構造のタンクカバーをはじめとするパーツで構成した外装は、ボリューム感と躍動感を強調する遊び心にあふれたスタイルとなっています。そのほか電装系には、コンバインドプロジェクターヘッドライト、LEDテールランプ、多機能液晶デジタルメーターなどを採用。メーカー希望小売価格は30万9750円(消費税込み)。
110ccの空冷単気筒を搭載するマルチパーパスミニバイク。ホイールは前後とも12インチ、ミッションは自動クラッチの4段リターン式、フロントには倒立フォークを採用。
4サイクル100ccのエンジンに、12インチのタイヤとホイールを組み合わせたスーパーモタードスタイルのミニバイク。トランスミッションはリターン式の5段変速を採用。
125ccの空冷単気筒を搭載するスーパーモタード。ホイールは前後ともに14インチを採用。いわゆるミニバイクではないが、それでも十分にコンパクトで扱いやすい車体。
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