掲載日:2012年11月19日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
オンロードからオフロードまで幅広く楽しめるスーパーカブ系のトレールモデルです。国内向けには、250ccのシルクロード、125ccのイーハトーブに続くトレッキングバイクの第三弾として1981年10月に発売しました。トレッキングバイクの入門モデルという位置づけです。大自然を味わいながらのゆったりした走行はもとより、ツーリングや市街地走行など幅広い用途に応える新感覚のレジャーバイクです。
ベースのスーパーカブとは違いフロントにはテレスコピックフォークとアップハンドルを採用、大きなレッグシールドも廃しています。また岩場や起伏地でも安心して走行できるように車体下にはスキッドプレートを装備していますし、水たまりや浅い水辺の走行のためにマフラーはアップタイプとしています。
エンジンは水平シリンダーの4ストローク単気筒、排気量は105cc、最高出力は7.6psです。信頼性、耐久性、経済性に優れ、低中速域で力強い出力特性を持つこのエンジンは、自動遠心クラッチ付き4速ミッションと相まって悪路から整地まで様々な状況での走行が可能となっています。燃料タンクは容量5.5Lと大きく、悪路でも快適な乗り心地の大型シングルシート、アウトドア用具が豊富に積める大型リヤキャリアの装着などで、長距離ツーリングも楽しむことができます。
ちなみに当時の標準現金価格は15万9000円です。海外向けの一部に標準装備だったサブタンクもオプションとして用意していました。なお輸出モデルには、仕向地によりハイとローの切り替えができるサブミッション付きなどさまざまなタイプが存在していました。
CT110の国内向けモデルは早々にカタログから消えてしまいました。しかし海外では近年まで新車を販売していた地域もありましたので、国内でも逆輸入車という形でまだまだ流通しています。
道を選ばずスポーティに走れるマルチパーパスミニバイク。エンジンは空冷の4ストローク、CT110と同じく遠心クラッチを採用するのでクラッチレバーの操作は不要。
ファットタイヤと二灯式のヘッドライトを採用した個性派スクーター。オフロードテイストを積極的に取り込み、タフっぽそうなデザインに仕上がっているところが魅力。
現代版ビジネスバイクの代表格、スーパーカブ110の配達業務用モデル。最高出力は5.9kW(8ps)。悪路用の装備はないが、積載性や実用性ではCT110に引けを取らない。
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