掲載日:2011年11月30日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
LX50 4T4Vはグランツーリスモデザインをコンセプトに開発した50ccのスクーターです。従来からのモデル同様、スチールモノコックのボディーにドライブユニット一体のエンジンを搭載したベスパらしい車体構成で、そのセンターに組み込んだエンジンにより画期的な重量配分となっています。また、フロントにシングルアームのサスペンションを用いているのもベスパの特徴です。
パワーユニットはキャブレターを用いた4ストローク空冷単気筒のピアジオハイパー4エンジンです。吸排気弁はSOHCの4バルブ、圧縮比は12というスペックに、キャタライザーを組み合わせることで、ユーロ3の排出ガス規制をクリアしながらも3.2kWの最高出力を8250回転で発生。トランスミッションはCVTを採用したオートマチックです。
車両外観は、丸みを帯びたボディラインに丸型ヘッドランプを組み合わせた、親しみやすいデザインです。車体は125ccや150ccの兄弟モデルと基本的に共通ですので、しっかりしています。また、11インチのフロントホイールを用いて走行安定性も追求。ホイールはアルミのダイキャスト製、タイヤはチューブレスタイプで、サイズはフロント110/70-11、リア120/70-10。ブレーキはフロントに200mm径のシングルディスク、リアには110mm径のドラムを採用しています。
車体サイズは、全長1755mm、幅740mm、シート高は775mmで、乾燥重量は102kgです。収納はシート下のメットインスペースのほか、フロントにもコンパートメントを用意。インストルメントはアナログ式のスピードメーター、燃料計に加え、デジタルの時計も採用。燃料タンク容量は8.5Lです。
ボディーカラーはレッド、オレンジ、ブラック、ホワイト、ミッドナイトブルー、カプリブルーの各色。価格は消費税込で32万5000円です。
水冷4ストエンジンを搭載するレトロポップスタイルの50ccスクーター。キーホールシャッターとリアホイールロックがワンタッチで作動する盗難抑止機能も装備。
おしゃれで高級感のある50ccスクーター。大きめのヘッドライトやクリアレンズのウインカー、車体各部のメッキパーツなどもポイント。前後連動ブレーキも採用。
LX50 4T4Vと同じくピアジオハイパー4エンジンを搭載するスクーター。スクエアヘッドライトや独特のシート形状など、'70年代のモデルを意識したデザインが特徴。
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