ヤマハ YZF-R125

掲載日:2011年11月16日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ YZF-R125の画像
YAMAHA YZF-R125

YZF-Rシリーズのコンセプトを継承
フルサイズの125スーパースポーツ

R125は、ヤマハYZF-Rシリーズのコンセプトを受け継ぐスーパースポーツです。シャープなデザインのフロントカウルや二眼ヘッドライト、コンパクトにまとめたシート周りなど、車体はまさに兄貴分のYZF-R1やR6に通じるアグレッシブなフォルム。またエンジンは125ccですが、ミニバイクではなく、いわゆるフルサイズの車体となっていることにも注目です。ライディングポジションは、長身の成人男性であっても窮屈さを感じさせません。

車両の各部を詳しく見て行きましょう。まずフレームには、ヤマハが長年掛けて熟成した高剛性で軽量なデルタボックスを採用しています。リアのサスペンションはリンク式で、やはり高剛性で軽量な鋳造アルミニウム製のスイングアームを組み合わせています。さらに、専用デザインの軽量な17インチ5本スポークホイールを履くことなどで、秀逸なハンドリングを実現しています。

ブレーキも本格的です。フロントは大径292mmのシングルディスクにブレンボ製2ポットキャリパーを装備。リアは230mm径のディスクに油圧キャリパーを採用。スポーティーな走行に不可欠なスピードコントロールやハードブレーキングに対応します。

エンジンは、軽やかに吹け上がる水冷の4ストローク単気筒で、吸排気弁にはSOHCの4バルブです。フューエルインジェクションの採用もあり、レスポンスも良好です。また、心地よいサウンドのマフラーは、マスの集中化を図るためミッドシップレイアウトを採用。排気系に内蔵したデュアル触媒とエアインダクションシステムで排出ガスの浄化を行ない、環境性能も高めています。

メーターパネルには、オレンジ色のバックライトに照らされるデジタル表示のスピードメーターと、認識しやすいホワイトパネルの大径タコメーターを採用。さらにスピードメーター内には、オドメーターやトリップカウンター、フューエルゲージも備えています。

ヤマハ YZF-R125のここがポイント!
  • ● YZF-Rシリーズらしいスポーティなデザイン
  • ● 成人男性でも窮屈でないフルサイズの車体
  • ● パワフルな水冷4ストローク単気筒エンジン

ヤマハ YZF-R125のライバルはこれだ!

  • アプリリア
    RS4 125

    4ストロークの水冷単気筒を搭載する125ccのスーパースポーツ。フェアリングのデザインはRSV4を忠実に再現。最高出力は11.0kW。価格は44万9000円(消費税込)。

  • リエフ
    RS3 125

    スペインを拠点とするリエフがリリースするオンロードスポーツ。エンジンは水冷4ストローク単気筒、最高出力は11.0kW。メーカー希望小売価格は45万1500円(消費税込)。

  • ホンダ
    CBR125R

    水冷SOHC2バルブの4ストローク単気筒エンジンを搭載した、海外向けのオンロードスポーツバイク。燃料供給にはインジェクションを採用、最高出力は9.8kW。

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