ホンダ リード EX

掲載日:2011年03月22日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ リード EXの画像
HONDA LEAD EX

4ストローク110ccの
通勤向けスクーター

1982年に発売されたリードシリーズはスポーティスクーターとして登場しました。スマートなボディに力強い110ccのエンジンを搭載した2011年現在の現行モデルは2008年に発売。扱いやすい車体サイズ、使い勝手の良い装備など、都市部での通勤ユーザーを対象に開発されました。

エンジンは軽量でコンパクトな水冷の4ストローク単気筒です。電子制御燃料噴射システムに加え、マフラーには排ガスを浄化するキャタライザーを内蔵して平成19年国内二輪車排出ガス規制に適合しています。静粛性にも優れているため、住宅街でも気遣いなく使用できます。また、燃費は50.0km/L(60km/h定地走行テスト値)と経済的です。燃料タンクの容量は6.5L。フロアの下にタンクを設置して重心を下げ、走行フィーリングを安定させています。

左のレバーを握ると、後輪のブレーキが作動すると同時に前輪もほどよく制動する前後連動のコンビブレーキシステムを採用しています。またフロントにはディスクブレーキが採用され、3ポットのキャリパーにより制動力も十分です。

シートは長さ650mmですので、2人乗りでもゆったりとしたポジションで走れます。座面は低めに作られていますので足着き性も良好です。シート下のラゲージスペースは35Lの大容量で、B4サイズのバッグも収納出来ます。シート後ろにはリアキャリアを標準装備し、ライダーの手元には小物を収納できるインナーボックスと、お買い物に便利なコンビニフックが設置されています。

車体のスタイリングは、四輪車のスポーツセダンのイメージを取り入れながら、質感が高くスポーティなデザインとしています。都市部でアクティブに行動するスクーターらしいデザインです。

2010年にはカラーリング変更と低価格化が行われ、2008年の発売時より2万3100円も安い24万9900円となりました。

ホンダ リード EXのここがポイント!
  • ● 力強くスムーズな110ccエンジン
  • ● 最大容量35Lのシート下収納スペース
  • ● シャープな曲面で構成するスタイリング

ホンダ リード EXのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    アクシス トリート

    ゆとりある車体で通勤を快適にする125ccのスタンダードスクーター。シート下のヘルメットボックス、フロントのインナーポケットなどユーティリティー面も充実している。

  • スズキ
    アドレスV125

    軽量でコンパクトな車体にパワフルなエンジンを搭載する125ccスクーター。シート下のトランクやフロントのインナーラック、リアキャリアなど積載能力が高い。

  • ホンダ
    PCX

    ゆとりのある雰囲気と扱いやすさを兼ね備える125ccスクーター。アイドリングストップの好燃費エンジンや14インチホイール、コンビブレーキが採用されているのも特徴。

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