掲載日:2011年02月02日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
ストリートバイクというジャンルが生まれ、バイクが若者の普段使いの足としてポピュラーになった90年代半ば。TOMOSやベスパといった洒落た原付が女性誌で取り上げられる機会が増えるなど、ユーザー層の拡大をうけて、女性・若年層が無視できない存在になってきました。
そんな新しいユーザー層をターゲットに、'97年にリリースされたカブのストリートバージョンがリトルカブです。ポップなカラーバリエーションを揃えることで、スーパーカブのビジネスバイク然としたイメージを払拭。17インチホイールは14インチに小径化して、シート高は20mm低い705mmに。ハンドルやステップとの位置関係もひと回りコンパクトに設定して、小柄な女性でも軽快な取り回しを実現しました。さらに翌年には、よりユーザーフレンドリーなセル付き4速(STDはキック式3速)が追加されています。
「バイクにこだわりがあるわけじゃないけど、スクーターじゃ味気ない」と考えていた潜在ユーザーは非常に多く、リトルカブはジャストなシティコミューターとして、大きな人気を博しました。もちろん中身は、世界で一番売れている信頼性抜群のカブですから、ビギナーにも安心。リトルカブをきっかけにギヤ付きの楽しさに目覚めたという人は多く、二輪人口の底上げにも貢献した一台といえるでしょう。
数度にわたるカラーチェンジを繰り返しながら、'07年にはフューエルインジェクションとキャタライザー内蔵マフラーで環境対応を果たしました。耐久性には定評のある車両なので、1~2万kmはまだまだ序の口。中古の流通量も多く、求めやすい車種と言えます。とはいえ、最低限エンジンオイルの定期交換をするしないで程度は著しく変わるので、エンジンからのメカノイズの大きいものは要注意。できれば記録簿付きや出所のはっきりした車両を選びたいところです。
コレクターズアイテムのC100から現行FIバージョンまで、50年以上の歴史を誇るジャパニーズスタンダード。実用はもちろんカスタムベースとしても人気急上昇中。
セミロングシートと乾式クリーナーが特徴的なレトロスタイルのミッション50。カブ/モンキーと同系の横型4ストエンジンなのでカスタムパーツも多数に揃う。
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