ホンダ NSR50

掲載日:2010年05月28日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

ホンダ NSR50の画像
HONDA NSR50

本格装備のミニサイズスポーツ
走りを極める高いパフォーマンスが魅力

現行の国内ラインナップからは失われていますが、フルカウルを装着したミニサイズのスポーツバイクは今も人気のカテゴリです。その中でもトップクラスの実力を誇る1台と言えば「NSR50」。発売当時のミニサイズのスポーツバイクは、レーサーレプリカをデフォルメしたような車種がほとんどでしたが、NSR50はワークスレーサーであるNSR500をそのままサイズダウンしたスタイルで登場しました。もちろん、ルックスだけでなく、走りのパフォーマンスも他の追随を許さないものでした。本格的な前後サスペンションと前後ディスクブレーキを採用し、自主規制いっぱいの出力を搾り出すハイパワーなエンジンを搭載。NSR50の高いパフォーマンスは、ストリートはもちろんミニバイクレースでもライバルを寄せ付けませんでした。また、競技向けモデルとしても人気だったこともあり、カスタムパーツはストリート向けだけでなくレース用も豊富。生産終了から10年以上たった現在でも、多数のパーツを購入することができます。

NSR50はすでに生産終了となったモデルですが、後継となる車種が発売されなかったことと、排気ガス規制により当時のようなハイパワーな2サイクルエンジンが搭載されなくなったため、今も高い人気を誇っています。中古車在庫数は多いものの、状態の良い車両は高値で安定しており、レプソルカラーなどの限定色モデルはプレミア価格がついていることも。生産終了直後は価格が非常に高騰し、中古車で新車価格を超えた例もあったほどです。生産終了後10年が経過しているため、今後の部品供給には不安が残りますので、購入する場合は出来るだけ高年式のモデルがおすすめ。1989年のマイナーチェンジは外観とギア比の変更がメインでしたが、1995年式からはインテークマニホールドの設計変更、CDI点火の採用、リードバルブガイド形状の変更をはじめ、各部が大幅にバージョンアップされています。予算が許すなら、最も熟成が進んだ世代を選ぶのがベストでしょう。

ホンダ NSR50のここがポイント!
  • ● NSR500をサイズダウンしたレーサーそのままのスタイル
  • ● ライバルに差をつける本格的な足回り。エンジンも自主規制いっぱいの高出力。
  • ● レース用からストリート向けまでカスタムパーツが豊富。

ホンダ NSR50のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    NS-1

    NSR50のエンジンと搭載するストリート向けスポーツバイク。大柄なライダーにはNSR50よりこちらが人気だった。

  • ヤマハ
    YSR50

    ミニスポーツカテゴリの火付け役となったフルカウルスポーツ。エンジンなどの装備はNSR50より一世代前となる。

  • ヤマハ
    TZM50R

    打倒NSR50を目指して投入された本格ミニスポーツ。スペックや装備ともに、遜色無いレベルに仕上げられている。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索