掲載日:2009年05月15日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
1995年4月、ホンダから1台の原付バイクが発売されました。排気量50ccながら、ロング&ローの本格的なアメリカンスタイルのボディーを持つこのモデルこそが、原付カスタムスポーツバイク「マグナ フィフティ」です。マグナ フィフティのデザインモチーフとなったのは1994年6月に発売された軽2輪「Vツインマグナ」。小排気量を感じさせないボディサイズや、遊び心溢れる洒落たスタイル、ラグジュアリー感すら漂う各部の高品位パーツ、ゆったりとしたライディングポジションなどはVツインマグナから継承したものです。特に、速度計を搭載したボリューム感ある燃料タンクや、美しいカーブを描く幅広のハンドルバー、クロームメッキされたエアクリーナーカバー・チェーンカバーなどは50ccクラスでは稀な豪華仕様でした。パワーユニットは、低中回転域から高回転域まで粘り強い出力特性を実現した空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載。そのほかセルフスターターや、フロントディスクブレーキ、幅広タイヤを装着した軽量アルミホイールなど、ゆったりした乗り心地と実用性を両立する装備も魅力でした。近年このモデルも生産終了となってしまいましたが、発売当時の価格は29万9000円、最終型の価格が30万円(いずれも消費税別)だったことを考えると、現在の中古車価格は高値安定気味と言えるでしょう。しかし、エンジンはホンダの名車スーパーカブの流れを汲むもので耐久性抜群。原付ゆえにカスタムの自由度が高いというのもポイント。まだまだ遊べる1台として価値ある選択だと考えられます。
軽二輪「Vツインマグナ」の高い質感と斬新なスタイルを継承した原付カスタムスポーツバイクとしてデビュー。ロング&ローのライディングポジションや、各部の作り込みは原付の概念を超えるもので、クラスレスなモデルとして好評を博しました。多用されたメッキパーツなども人気の要因と言えるでしょう。
スーパーカブシリーズなどで実績があるタフアップチューブを採用。パンクの発 生に対する不安を軽減しました。また、新排出ガス規制に対応するため、ブロー バイガス還元装置を新たに採用するとともに、キャブレターのセッティングも変 更。 車体色の変更にともない燃料タンクのロゴデザインも一新しています。
1999年以降のマイナーチェンジは、外装とカラーリングの小変更が主で大きな変更はありません。最終型では車体色には光沢のあるグラファイトブラックを設定。クロームメッキ仕上げのエアクリーナーカバーやマフラー、スピードメーターを配したグラマラスな燃料タンクなどの豪華装備は健在でした。
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