掲載日:2015年02月12日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
タクトの初代モデルが発売されたのは1980年。以降、モデルチェンジを繰り返しながら、ときには若者の憧れとして、またときにはメットインやオートスタンドなどの画期的な機構でトレンドを牽引し、ひと時代を築き上げました。後に生産終了となっていたわけですが、今回2015年1月に、そのタクトというネーミングを受け継いだ新しいスタンダードスクーターが登場しました。
この新しいタクトは、幅広い層のライダーが手軽に扱えるような高い機動性と経済性を持つスクーターを目指して開発されました。シンプルで落ち着いたフォルム、かつ張りのある大きな曲面を基調とした立体的なデザインで、親しみやすいイメージに仕上げました。また標準モデルの「タクト」ほかに、シート高を15mm低くして足つき性を向上させたバリエーションモデル「タクト・ベーシック」も用意し選択肢を広げています。
エンジンは同じホンダ製スクーターのDunk用に開発された、アイドリングストップ機構付きの水冷4ストローク単気筒です。電子制御燃料噴射装置などの採用により力強い出力特性を発揮します。また軽い車体との組み合わせで優れた燃費性能も発揮します。燃料消費率は30km/h定地走行テスト値が80.0km/L、WMTCモード値でも56.4km/Lをマーク。バッテリー電圧低下時にアイドリングストップを停止し、バッテリー上がりを抑止するシステムも採用していますので安心です。
ユーティリティ面も充実しています。収納はシート下にラゲッジボックスを用意するほか、フロントインナー部にはラックとリング状のフックを設置。リアキャリアはUロックの収納やスタンド掛け用のグリップも兼ねる設計となっています。また、車体サイズはコンパクトながら、ステップにはフラットで広いスペースを確保。車両のメーカー希望小売価格は税8%込みでタクトが17万2,800円、タクト・ベーシックが15万9,840円です。
1983年の発売以降、モデルチェンジをしながら販売が続くロングセラー。現在はインジェクション採用の4ストロークを搭載。50ccスクーターの中でもスタンダードな一台。
軽くて取り回しやすい車体や、親しみやすいスタイリングが特徴の原付一種スクーター。燃焼効率の向上とフリクションロスの低減で燃費性能を高めたSEPエンジンを搭載。
スタイリングから使い勝手まで、ターゲットの若者を意識して設計した原付スクーター。エンジンはタクトと同じアイドリングストップ機構付きの水冷4ストロークを搭載。
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