ニューモデル速報「ホンダ Dunk」登場

掲載日:2014年02月07日 フォトTOPICS    

文・写真/野呂瀬悦史  取材協力/本田技研工業株式会社  株式会社ホンダモーターサイクルジャパン

「若い人たちの通学や通勤、さらには普段の生活の楽しみを広げるスクーター」をテーマとし、「プレミアムスニーカー」という開発コンセプトから生まれたDunk。概念的な話はともかく、ひとことでいえばロボっぽい顔つき。

「気楽に便利に使える原付」として
走りの性能プラスαを備えた最新原付

2014年2月4日、ホンダが50ccクラスのスクーター「Dunk」を発表しました。エンジンから新設計した原付1種スクーターは、ホンダにとって12年ぶりとのこと。その新開発された50ccエンジンは、水冷4ストロークの「eSP」。そう、PCXなどで好評の低燃費技術が注がれたエンジンの50cc版なのです。

PCX同様にアイドリング・ストップ機能も採用されていますが、Dunkではバッテリー容量が一定以下になると自動的にアイドリング・ストップ機能を停止させるシステムが追加され、バッテリー上がりを気にせずガソリンの節約走行を可能としているのが大きな違いです。

ほかにも、自由度の高いライディングポジションの確保や各種ユーティリティが充実している点も見逃せないポイントで、走りの性能だけではないプラスαの魅力も合わせて、「原付」の便利さを多くの人に改めて気づいて欲しいというメーカーの意気込みを感じました。

もちろん、走りの部分も大進化を遂げていて、ホンダの他の原付と比較しても「時代の差」を体感できたのですが、走りの話は試乗インプレッションで詳しく取り上げるとして、本ページでは、車両各部の写真と共に、Dunkの注目ポイントをご紹介します。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01Dunkのボディーカラーは6種類。デザインアクセントのサイドのモールは4カラーあります。今回撮影したボディカラーは「アーベインデニムブルーメタリック」で、ブルーのモールが印象的。

02サイドスタンドはナシで、センタースタンドのみ。ただし軽量コンパクトな車体に加え、スタンド位置も最適な場所にあるため、スタンドがけで苦労することはないハズ。

03原1のため二人乗りは不可だがシートは長め。着座位置の自由度が高いほか、バッグなどを背負った時にシート面にバッグの重さをあずけられるのでラクというメリットも。

04足を置くフロア部分も足の置き場の自由度が高い作りになっていて、ラクなフォームでライディングが可能。

05リラックスポジションがとれる一方、車体はコンパクトな仕上がり。取り回しも軽く、スニーカーというよりはサンダル感覚で使えそう。

06ライトやウインカーが一体となったフロントビュー。そのためハンドル周りもスッキリ。

07リアビューの大半はテールランプで後続車へのアピールも充分。クルマなどと速度差の大きい原付では重要なポイント。

08本文で紹介したとおりバッテリー上がりの抑止機能が付いているものの、万が一に備えたキックスターター装備のeSPエンジン。

09水冷ラジエターがエンジン右ケース側に一体化されたビルトイン水冷システム。

10フレームも新設計だから実現できた容量23リットル相当のラゲッジボックス。サイズや形状によるがヘルメットと雨具くらいは入りそう。

11ブレーキは前後連動のコンビブレーキでフロントはディスクブレーキを採用。ホイールは新デザインのキャストホイール。

12メーターの視認性も良好。通勤・通学では欠かせない時計も内蔵されている。

13ウインカースイッチがハンドルエンド側に寄せられるなど、手の小さい人でも押しやすい配置へ最適化されたスイッチ類。

14あくまで乗り手の自由だが、バッテリーの状態を気にすることなく基本的にはアイドリング・ストップスイッチは入れっぱなしで問題なし。

15グローブボックスには12V1Aのアクセサリー電源装備。中央には大型フック。右側には500mlの紙パックも入るインナーラックとユーティリティは充実。

16容量4.5リットルの燃料タンクはフロア下に。そのため給油口はステップフロア中央部に設置される。

17LEDが採用されたテールランプ。写真はブレーキランプも点灯した状態。下の段が常時点灯で、上の段がブレーキ点灯となる。

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