スズキ スカイウェイブ250 タイプS ベーシック
スズキ スカイウェイブ250 タイプS ベーシック

スズキ スカイウェイブ250 タイプS ベーシック – スズキが誇るロングセラーの原点

掲載日:2011年01月20日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

スズキが誇るロングセラーの原点
熟成されたマシンこその完成度の高さ

1998年の登場以来、10年以上にわたるロングセラーを記録しているスズキのビッグスクーターと言えばスカイウェイブだ。その時々の技術やライダーの嗜好、要望に合わせて進化を続けるこのバイクは、日常の軽快な足として使うベテランライダーから、カスタムを楽しむ若者まで幅広い人々に支持されている。現在のスカイウェイブは、装備や仕様ごとに複数のタイプがラインナップされている。AT/MTをボタンで切り替え、スポーツやツーリングなどの状況にあわせて走行モードを変更できる電子制御式CVTや、キーレススタートシステムなどが搭載される仕様もあるが、今回はあえてスカイウェイブの基礎とも言えるスカイウェイブ250 タイプS ベーシックを試乗した。この車両は上記のような先進的なテクノロジーは搭載されていない。だからこそ、エンジンや足回りなどが関連する走りの基本設計と、フレームや基本的な外装が作り出す収納スペースなど、スクーターとしての基本的な資質を垣間見ることが出来ると考えたからだ。

スズキ スカイウェイブ250 タイプS ベーシックの特徴

スズキ スカイウェイブ250 タイプS ベーシックの画像

ベーシックとはいえ機能は満載
スクーターの利便性をシンプルに追求

各種機能の充実具合はベーシックという名からは想像できないほど。シート下のトランクはフルフェイスヘルメット2個を収納してもまだ余りある大容量スペースを確保。シートの開閉機構にダンパーを装備し、開けた状態でキープしてくれるのは出し入れがしやすい。また、メインキーを押し込みながら回すことで開閉できるため、わざわざシート付近にカギを差し込みなおす必要がないのも非常に使い勝手が良かった。フロントパネルには3つの小物入れを装備。特にハンドブレーキ下の収納はボディ幅いっぱいを使ったワイドなつくりで、かつ500mlのペットボトルを収納する奥行きも備えている。中央には携帯電話や音楽プレイヤー、GPSナビなどの電源としてDCソケットを配置。この部分の収納スペースはカギでロックができるので、バイクから離れるときにグローブやサングラスなどを入れておくのも良いだろう。

スズキ スカイウェイブ250 タイプS ベーシックの画像

スカイウェイブ250 タイプS ベーシックのコックピット周りを華麗に演出する4連メーターパネルは、燃料系と水温計に加え、160km/hまで刻まれたスピードメーターと、エンジンの回転数を表示するタコメーターが備えられている。また、中央の液晶画面部には路面凍結などの注意を促す外気温計、燃料噴射量と車速パルスから演算される燃費計なども装備している。いったいこの車両のどこがベーシックなのかと思わせるほど充実した機能ぶりは、スカイウェイブが着実に進化してきたことを如実に表していると言える。

スズキ スカイウェイブ250 タイプS ベーシックの試乗インプレッションは次ページにて

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