ヤマハ TMAX – オートマチックで楽しむ快感のスポーツライディング

掲載日：2009年04月16日試乗インプレ・レビュー

構成／バイクブロス・マガジンズ編集部

ヤマハ TMAXの特徴

新設計アルミフレームを包み込む
シャープなスポーツフォルムが魅力

今回のモデルチェンジ最大の目玉は、なんといっても新設計アルミフレームの採用だ。ヤマハ独自の“CFアルミダイキャスト技術”によるフレームによって、先代モデルに比べて車体剛性が大きく向上。また、搭載されるエンジンもリファインされており、新設計フレームに合わせてエアクリーナー搭載位置を移動。この配置により、ファンネル位置やダクト長などの相互関係を最適化し、吸気効率を高めている。これを受け止める足回りは、タイヤサイズを1インチアップすると共にフロントフォーク径を43φへ変更。ステム形状も見直されたほか、フォークオフセットやキャスター角も最適化され、新しいフレームにふさわしいハンドリングを作り出している。

ヤマハ TMAXの画像

外装面の変更は新型TMAXのもうひとつの特徴だ。丸みを帯びた先代から一新し、スーパースポーツを思わせるシャープなフォルムへと変更。スクリーンは2分割式の防風効果が高いものになり、フロントカウルもラジエターへの導風効果を重視した形状となっている。また、外観の変更にあわせてシート形状も見直され、足着き性も改善。シート高自体は5mm高くなっているが、実際の着座感では以前のモデルより足を着きやすくなっている。ちなみに、シート前端についているカバーは給油口となっており、15リットルという大容量の燃料タンクへの給油はここから行う。最後に収納スペースだが、こちらの進化は明確だ。リアヒンジ式となりアクセスしやすくなったシート下収納のほか、フロントに2ヵ所の収納を設けられて利便性が増している。新しいTMAXはスポーツ性能を高めながら日常性も向上させており、新世代スポーツコミューターとして呼ぶにふさわしい仕上がりだ。

ヤマハ TMAXの詳細写真は次ページにて

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