掲載日:2011年04月11日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
フリーウェイのネーミングを初めて使ったのは1984年発売の「スペイシー250フリーウェイ」です。スペイシーシリーズの最上級車種として登場したこのモデルは、市街地から長距離走行まで楽しめる軽二輪スクーターでした。時はマジェスティ登場の10年以上前、フュージョンと比べても1年半以上も前でしたので、昨今のビッグスクーターの先駆け的な存在と言ってもよいでしょう。
それから約5年後の1989年、モデルチェンジでスタイルや装備などを一新した二代目を発売。それと同時に、モデルのネーミングは「フリーウェイ」となりました。このフリーウェイは、まずその独特の車体フォルムが特徴と言えるでしょう。先代からのイメージを受け継ぎながらも、全体に滑らかなデザインとなりました。また、シート下にヘルメットを2個収納できる容量32Lのセンタートランクを、250ccクラスで初めて採用しました。燃料タンクはステップ下へと移設していますが、それでも9.2Lの容量を確保しています。
エンジンは、シリンダーを水平にレイアウトした水冷4サイクルの単気筒。最高出力は20psです。粘り強い出力特性とオートマチック変速機構の組み合せにより運転操作は簡単で、また低速域から高速域までスムーズで力強い走りを実現できます。250ccですので、もちろん高速道路も走行可能です。フレームは軽量で高剛性のループ式で、それにダブルリンクのエンジンハンガーとアシストダンパーを組み合わせ、エンジン振動がフレームに伝わりにくくしています。
足回りは、前輪にブレーキング時の沈み込みを低減するアンチダイブ機構とトレーリングリンクサスを採用。フロントブレーキは2ポットキャリパーと190mmのディスクブレーキを組み合わせています。
車両重量は145kg、全長は1840mmと、後に登場する多くのビッグスクーターと比較すると非常に軽く、コンパクトなボディを実現した点も魅力です。
空力特性に優れた車体デザイン、容量12Lの燃料タンクなどを持ち、通勤でも長距離走行でも使いやすい250ccスクーター。前後連動のコンビブレーキを採用するなど装備面も充実。
扱いやすさと実用性、走行性能、オリジナリティのあるスタイリングを持つ250ccスクーター。フロントシートが前側に、リヤシートが後側に開くデュアルオープンのシート下収納も特徴。
250ccのハイパワーエンジンを搭載した、軽量でコンパクトなスポーティースクーター。アップライトな乗車ポジションで取り回しは良く、また市街地での視認性も良好。
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