掲載日:2016年01月14日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ボリューム感あふれる力強いスタイリングに、ゴールドウイングSE用をベースとする1520ccの水冷6気筒を組み合わせたアメリカンカスタムバイクです。本田技術研究所の朝霞研究所とホンダR&Dノースアメリカの共同プロジェクトとして開発し、さらに米国の生産拠点であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリングにて製造。日本向けにはホンダ技研工業が輸入を行い、1996年に発売しました。
外観デザインは、クラシックカーが持つ重厚で華麗なスタイルに、レトロ調の風格と優雅さ、そしてホッドロッドカスタムの迫力を融合させたフォルムを目指しました。結果、水平対向6気筒を支えるロング&ワイドなプロポーションとなり、さらには大らかな雰囲気のワイドハンドルや迫力のティアドロップタンク、高級ソファー感覚のダブルシート、タンデム用のバックレストなども手伝い、キングオブアメリカンカスタムと言うにふさわしい仕上がりとなっています。
パワーユニットはゴールドウイングSEのものが基ですが、ワルキューレらしさを出すために数多くの変更を加えています。例えばキャブレターは28mmボアの6連タイプとし、大容量エアクリーナーを採用して吸気系を一新。バルブタイミングにはオーバーラップを持たせ、中間トルクを残しながらも二次曲線的な加速が可能なようにセッティング。同時にバルブスプリングやロッカーアームも新たに設計。点火時期やギヤレシオも最適化し、鋭いスロットルレスポンスが得られるようにしています。
スチール製のダイヤモンドフレームも新設計です。ゴールドウイングSEと同等の剛性を確保して重厚なハンドリングや信頼のスタビリティを実現しながら、15%ほども軽量化。加えて着脱式のアンダーフレームを採用してメンテナンス性を向上。
なお、日本向けモデルには1998年のマイナーチェンジでリバースシステムを採用。同年、大型ウインドスクリーンとサドルバッグを採用したバリエーションモデル「ワルキューレ ツアラー」も追加ラインナップしました。
排気量2.3Lのただならぬ水冷3気筒エンジン搭載したビッグクルーザー。強烈な加速を味わえる一方、がっしりとした車体や洗練されたサスペンションにより扱いやすい特性に。
ファクトリーカスタムの流れを汲むダイナに、ドラッグスタイルのハンドルバーやすっきりとしたフェンダーなどを採用。排気量1,584ccの空冷45度Vツインエンジンを搭載。
躍動感あふれる迫力のスタイリングと、爽快な走りを追求したストリートマッスルクルーザー。エンジンは総排気量1,832ccとなった現代版のホンダ水平対向6気筒を搭載。
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