ヤマハ XV400スペシャル

掲載日:2016年01月21日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ XV400スペシャルの画像
YAMAHA XV400 SPECIAL

ゴージャスなフォルムに独創のメカを投入
70度Vツインを搭載した400クルーザー

ティアドロップタンクにクッションの効いたキング&クイーンシート、プルバックハンドル、そして狭角Vツインエンジンを搭載した400ccクラスのクルーザーです。ショートカットのメガホンマフラーやアルミダイキャストのグラブバー、バフ仕上げのハンドルクラウンなど、車体の各所にこだわりのパーツを投入しスペシャルというネーミングにふさわしいゴージャスな仕上がりとしています。

エンジンはOHCのシリンダーヘッドにダウンドラフトのキャブレターとY.I.C.S(ヤマハインダクションコントロールシステム)の吸気チャンバーを備え、スワール効果で燃焼効率を向上。Vツインの挟み角は70度とし、コンパクト化を図るとともに独特の鼓動とトルキーなフィーリングを実現。そのほかエンジン内部には無孔性アルミダイキャストのロッカーアームを、カム駆動にはサイレントチェーンとオートテンショナーを、点火装置には電子進角式フルトランジスタを採用。信頼性や静粛性を含めた性能向上を図っています。

パワートレインには、メンテナンスフリーのメリットが得られ、また信頼性もすでに得ているシャフトドライブ方式を採用。従来のミドルシャフトを省いて三軸化とし、エンジンドリブンギヤ内にダンパーを設けて構造を簡略化。さらにリアハウジングをアルミダイキャスト製にするなど、徹底的な軽量化を行っています。

車体骨格はプレスバックボーンタイプのフレームです。エンジン自体も強度材の一部として利用し、軽量でコンパクトな車体と745mmの低いシートハイトを実現。合わせて十分な車体強度とコーナリング時の剛性も確保。足まわりは、フロントにセミエア式のサスペンションを採用しソフトな乗り心地と腰のあるフィーリングを実現。長いフロントフォークにはリーディングアクスル方式を組み合わせています。リアショックは、ド・カルボンタイプのモノクロスサスです。

ヤマハ XV400スペシャルのここがポイント!
  • ● Vツインならではの鼓動感と加速フィール
  • ● 車体を小さくまとめるバックボーンフレーム
  • ● 軽快な乗車感をもたらすサスペンション

ヤマハ XV400スペシャルのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    CB400LC

    LC=ラグジュアリーカスタム。1982年発売のアメリカンスタイルロードスポーツで、エンジンは空冷2気筒。ゆったりとした乗車姿勢やクロームパーツの高級な仕上げなどが特徴。

  • カワサキ
    Z400LTD-II

    43psのDOHC4気筒を搭載するスーパーアメリカン。シートレールを落とし込んだフレームにステップシート、プルバックハンドルなどを採用。80年代和製クルーザーの外せない一台。

  • スズキ
    GSX400L

    同じく80年代前半のアメリカンモデル。4バルブDOHCヘッドを採用した並列2気筒を搭載。アップハンドルやクッションの効いたシートなど、ロングツーリング向けの装備を採用。

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