いよいよ始まったバイクシーズン、愛車の準備は万全でしょうか。「シーズンを満喫したいけどバイクを買うにはちょっと予算が…」という場合でも、これからのベストな季節を諦める必要はありません。豊富なラインナップを持つミドルネイキッドクラスなら、オドロキのロープライスでバイクが手に入ります。往年のベストセラーや、発売した当時はまだ新し過ぎて注目を集めなかった個性派モデルなど、どれもこれも20万円台というリーズナブルな価格で入手可能。車種によってはカスタマイズの幅も広く、トータルコストを抑えてバイクいじりを楽しめるものもあります。もちろん国産モデルだけに、性能については問題無し。現行ラインナップから一歩引いて中古車市場を見渡すだけで、遊べるお買い得バイクはまだまだたくさん見つかります。今回はその中でも、編集部おすすめのお買い得ミドルネイキッドを10車種セレクト。手頃な予算で楽しいバイクライフを始めてみませんか?
安くて速くて頑丈な定番モデル
国産中古車市場の中でも、「安くて速い」定番モデルといえばVTシリーズ。特に「VTZ250」の初期モデルは自主規制前ということもあり、43psというハイパワーを発揮しています。ホンダが熟成を続けているVツインエンジンは、耐久性も折り紙付きです。平均中古価格も10万円代に突入しており、気軽に楽しむネイキッドの優等生と言えます。
癒し系ツーリングスポーツネイキッド
スティード400に搭載されている水冷Vツインエンジンを搭載したネイキッド。発売当時はハイスペックマシンが全盛で注目度はあまり高くありませんでしたが、テイストを重視した心地よいライディングフィールは、今の時代にこそマッチする仕上がりです。比較的中古車在庫が少ない車種なので、良い個体を見つけたら早めの決断が重要となります。
色褪せない永遠のシングルスポーツ
平均価格では30万円を超えてしまいますが、中古車在庫全体を見渡すと20万円代の手頃な車両が多い「SR400」。人気のほどは言わずもがなで、普段の足からカスタムベース、果ては競技車としても活躍しています。アフターパーツが豊富な上に構造もシンプルなため、格安で入手してじっくりとDIYでカスタムを楽しむ、ということも可能です。
個性派シングルに今こそ注目しよう
テイスティなSRベースのエンジンを使用した、コンパクトなスポーツバイク。個性的なルックスは、今から20年以上も前にデビューしたとは思えないほどスタイリッシュ。「SRX400」は1989年までと1990年以降で装備などが分かれますが、おすすめは後期モデル。サスペンションまわりなどがグレードアップされており、走りに磨きがかかっています。
お買い得車を狙うなら2バルブ
レーサーレプリカ全盛期に登場したネイキッドブームの立役者、「ゼファー400」。現在は4バルブのゼファーΧへモデルチェンジし、こちらは高値安定となっていますが、1995年式以前の2バルブモデルはリーズナブルです。伝統のZシリーズをほうふつとさせるデザインは今見ても美しく、低年式でも古さを感じさせないのはゼファーならではの良さです。