一度は乗りたい憧れの「スーパースポーツ」

圧倒的なパフォーマンスを持つ
スポーツバイクの最高峰

強烈なパワーを搾り出すエンジンを、軽量で高剛性なボディに搭載。大パワーを受け止めるサスペンションとブレーキで武装した、走りに特化された「スーパースポーツ」は、ライダーにとって憧れのカテゴリ。積極的にモータースポーツからの技術がフィードバックされており、現在最も「尖った」マシンがひしめいています。ほとんどの車種が停止状態から時速100kmまでほんの数秒で到達し、最高速度も軽く時速200kmを超える性能は、非日常の象徴としてライダーの心に火をつけるほど魅力的。力の使い方は自重する必要がありますが、両足の間に世界最高峰のマシンがあるというシチュエーションは、それだけで価値があります。また、最近は日本国内の道路事情に合わせてセッティングされたマシンも登場。他の国産モデルよりも高いスペックを誇っており、こちらも「普段から使えるスーパースポーツ」として実力十分です。今回は、バイクの持つ「走り」の魅力が詰め込まれた、魅惑のマシンたちをご紹介します!

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■最高出力(kW/rpm)
57[78]/12,000rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
52[5.3]/10,000rpm
■車両重量
1187〔197〕kg
■シート高
820mm

※ 数値は国内仕様のものです
※〔 〕内はABS仕様

ABS採用でさらに乗りやすく進化

国内仕様としては、唯一の600ccスーパースポーツとなるCBR600RR。馬力規制の解除によって、2009年モデルはこれまでで最大のパワーを発揮しています。国内4メーカーが出す600ccモデルの中では、最も扱いやすさとバランスの良さを重視したモデルとなっており、サーキット以外での適性も高いのがポイント。はじめての1台としても最適です。

■最高出力(kW/rpm)
87[118]/9,500rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
95[9.7]/8,250rpm
■車両重量
201〔211〕kg
■シート高
820mm

※ 数値は国内仕様のものです
※〔 〕内はABS仕様

国内仕様スーパースポーツの雄

国内向けのスーパースポーツとして、はじめて馬力規制の壁を破ったモデル。人車一体のウェルバランスを身上とする設計で、初心者からベテランまで幅広いライダーに扱える高性能を持っています。2009年のマイナーチェンジで、CBR600RR同様に電子制御式コンバインドABSを搭載。走りのコントロール性がさらに高められました。

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■最高出力(kW/rpm)
N/A
■最大トルク(N・m/rpm)
N/A
■車両重量
188kg
■シート高
850mm

※ 数値は輸出仕様のものです

鋭い切れ味で魅了するコーナリングマシン

“レーザーシャープハンドリング&スーパーエキサイトメント・パフォーマンス・ナンバーワン”をコンセプトに、2007年にフルモデルチェンジ。ストリートでのスピードだけでなく、サーキットでの速さも重視しています。軽く15,000回転まで吹け上がる水冷4気筒エンジンと、マスを集中させたコンパクトなボディで、鋭い走りを楽しめる1台です。

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■最高出力(kW/rpm)
131.3[179]/12,000rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
112.7[11.5]/10,000rpm
■車両重量
177kg
■シート高
835mm

※数値は輸出仕様(2008年式)のものです

さらに磨きをかけたスーパースポーツの代表的モデル

スーパースポーツが盛り上がるきっかけを作り出したモデル、「YZF-R1」。1998年のデビューより着々と進化を重ね、常にこのカテゴリをリードしています。現在ではmotoGPマシンの技術も取り込み、サーキットでの走行性能も高めていますが、ストリートでの走りも重視しているのが特徴。デザインも独自のアグレッシブなスタイルとなっています。

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■最高出力(kW/rpm)
109.6/12,200rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
N/A
■車両重量
198kg
■シート高
810mm

※数値は輸出仕様(2009年式)のものです

サーキット生まれのストリートスポーツ

「GSX-R750」は20年以上の歴史を誇るスーパースポーツ。古くは国内のプロダクションレースで活躍し、排気量規定が変更されるまで、スーパーバイク世界選手権でも数多くの勝利を収めました。レースの主力マシンの座をGSX-R1000に譲った後はストリート向けのモデルとして進化を続けており、今も刺激的なスペックを誇っています。

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■最高出力(kW/rpm)
136.1/11,500rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
N/A
■車両重量
205kg
■シート高
810mm

※数値は輸出仕様(2009年式)のものです

世界のレースで磨き上げられたGSX-Rシリーズの旗艦

スーパーバイク世界選手権の排気量規定が拡大されたことに伴い、GSX-R750をベースに排気量を拡大。2001年の発売当時、「GSX- R1000」のパワーは他社モデルを圧倒しており、過激な性能競争の火付け役となりました。日本国内はもとより世界のレースで輝かしい成績を残しており、その技術でさらなるパワーを追求されているモデルです。

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■最高出力(kW/rpm)
94.1 [128] / 14,000rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
66.7 [6.8] / 11,800rpm
■車両重量
191kg
■シート高
815mm

※数値は輸出仕様(2009年式)のものです

サーキット攻略のためのピュアスポーツマシン

元々はストリート向けのスポーツモデルだったZX-6Rですが、600ccの市販車をベースとしたスーパースポーツ世界選手権の人気過熱に合わせて、公道向けとレース向けを分離。公道向けモデルは廃止されましたが、サーキットを攻める戦闘機として、マニアックな人気を誇っています。2009年にフルモデルチェンジを受け、より切れ味を増しました。

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■最高出力(kW/rpm)
138.3 [188]/ 12,500rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
113[11.5] / 8,700rpm
■車両重量
208kg
■シート高
830mm

※数値は輸出仕様(2009年式)のものです

エキスパートを満足させるこだわりのハイスペック

国産メーカーの中では最後発のスーパースポーツながら、スペックにおいて他を圧倒する「ZX-10R」。加速時のラム圧過給によって、通常の最高出力に上乗せしてパワーを発揮。998ccのエンジンから200馬力を搾り出します。使いこなすには技術が必要ですが、実力あるエキスパートの期待に応えるだけの素晴らしい能力を秘めています。

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■最高出力(kW/rpm)
115[157]/9,000rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
12.0[12.2] / 8,000rpm
■車両重量
173kg
■シート高
820mm

※ 数値はイタリア本国仕様のスペックです

レース直系のLツインスーパースポーツ

スーパーバイク世界選手権に君臨し続けてきたドゥカティ。その技術と歴史の完成形とも言える、水冷4バルブL型2気筒エンジンを搭載したスーパースポーツ「1098」。熟成を重ねた伝統のトレリスフレームと、大パワーを誇る個性的なエンジンの組み合わせによって、国産スポーツバイク勢とは違う方向性のパフォーマンスを楽しめます。

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■最高出力(kW/rpm)
105.24[143]/10,000rpm
■最大トルク(N・m/rpm)
101[10.3] / 8,000rpm
■車両重量
185kg
■シート高
810mm

※ 数値はアメリカ仕様のスペックです

イタリアのもう一つの雄が誇るハイエンドマシン

バイクメーカーが多数集うイタリアの中で、スーパースポーツを造るもう一つのメーカー、アプリリア。「RSV1000Rファクトリー」は、レーシングフィールドで最大の性能を発揮できるよう設計されたマシンです。ヨーロッパの権威ある賞『マスターバイク』のサーキット部門で最も高い評価を受けたほか、レースにおいても好成績を残しています。

圧倒的なパフォーマンス体感しよう!

世界のバイクメーカーの技術が詰まった
トップレベルのマシンに乗るよろこび

スーパースポーツは、レース車両のベースとして、勝利のための性能を求められたマシン。それぞれのメーカーの技術と情熱、そしてこだわりと意地が込められています。世界選手権にも耐えうる最高のパフォーマンスを味わうという行為は、何にも増してぜいたくなよろこびです。体の芯まで震えが来るような圧倒的パフォーマンス、そして行き着いたバイクだけが持つ存在感を、あなたも一度体感してみませんか?