特集記事 スタイリッシュに安全性を向上デイライト機能内蔵LEDウインカー BOSSCOM JAPAN
取材協力/ボスコムジャパン  取材・文/佐川 健太郎 撮影/山家 健一
掲載日/2013年10月22日

クルマと比べると、どうしても目立ちにくいバイク。安全なライディングのためにも、
スタイリッシュに自車をアピールできる手段がないものか、と考える人も多いだろう。
今回ご紹介するアイテムは、そんなニーズにぴったりの “デイライト機能内蔵 LED ウインカー” だ。

FEATURE

ユーザーニーズに応えて登場した電装パーツ

ボスコムジャパンは “デイライト機能内蔵LEDウインカー” メーカーとして、すでに十数年の販売実績があるブランドだ。これまではビッグスクーターを中心にラインナップしてきたが、ライダーからのニーズを受けて、新たにビッグバイク用製品を拡充させることになった。

“デイライト” とは、ヘッドライト以外の昼間点灯用ライトのことで、近年では4輪で広く普及している。他車から自車をより認識しやすくすること、つまり、被視認性を高めることで、事故防止に一役買っているアイテムなのだ。2輪の世界でも法的に認められている装備であり、純正で採用しているメーカーもあるが、本格的な普及はこれからと言っていいだろう。

デイライトとして一般的なものにポジションランプがある。しかしヘッドライトの近くに配置されると、その光量に負けてポジションランプ自体が認識しにくい、というデメリットがあった。そこでボスコムジャパンでは、ヘッドライトから離れたウインカー本体に、ポジション機能を内蔵する独自の “デイライト機能内蔵 LED ウインカー” を開発。これにより、ヘッドライトに左右のウインカーを加えた光源の “トライアングル化” が可能となり、車体の存在を大きく見せることで被視認性が飛躍的にアップ。事故防止に役立てることができる。

ポジションランプの色は 5,000 ケルビンの色温度を持つクールホワイトで、H.I.D. タイプのヘッドライトとの相性も抜群。素材のクオリティにもこだわり、高品質な LED を高密度で並べることで圧倒的な明るさとシャープな輝きを実現している。

ウインカー作動時は鮮やかなアンバー色(琥珀色)で点滅するが、その際にはポジション色である白色は消灯。はっきりと色分けされたクリアな光源は LED ならでは。また、ウインカー点滅パターンは4種類(通常点滅、順次点灯、流星点灯、追っかけ点灯)から選択可能で、専用スイッチにより簡単にモード切り換えが可能。さらに、メインキーを ON にする度に、まるで愛車と対話しているかのような独自の発光パターンで出迎えてくれる “ウェルカムモード” を搭載するなど、表情豊かなフラッシュが愛車をファッショナブルに演出してくれる。

現在はカワサキ車を中心に、1400GTR、ニンジャ 1000、ZX-6R、ニンジャ 250 などの専用製品をラインナップ。これ以外に各メーカーのモデル用も順次開発していく予定だ。

なお、取り付けについては付属の説明書をもとに自分でも設置可能。1年間有効の製品保証も付くので安心だが、メカいじりに自信がない人は、ショップにお願いするのが無難だろう。

最近は安価な LED ウインカーも多く見られるが、ボスコムのデイライト機能内蔵 LED ウインカーはその価格に見合ったクオリティの高さがポイント。高品質なつくりと LED の輝きの美しさ、豊富な点滅パターンのバリエーション、そして何より常時点灯のポジションランプによる安全性向上が、ボスコムの魅力と言えるだろう。

製品内容はLEDウインカー本体(左右各1個)、専用ハーネス、ウインカーモード切り換えスイッチがワンセット。取付け説明書と製品保証書が付く。写真はデイライト機能内蔵LEDウインカーASSY【Ninja1000用】3万9,900円(税込)。

ウインカーモード切り換えスイッチは、ハンドル下のカウルの裏側などに設置する(日本製)。本体は簡易防水にもなっている為、任意の場所でも設置可能。

BRAND INFORMATION

株式会社ボスコムジャパン

“デイライト機能内蔵LEDウインカー”の製造・販売において十数年の実績を持つ専門メーカー。これまでは、ビッグスクーターを中心に開発を行ってきたが、今後は大型バイクを含むモーターサイクル全般に対応するアイテムを次々にリリースする予定だ。

住所/埼玉県川口市榛松3-27-3-203
電話/048-288-6830
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PRODUCTS for KAWASAKI models

※表示はすべて税込価格です(2013年10月現在)

デイライト機能内蔵LEDウインカーASSY
1400GTR用/3万9,900円(税込)

ポジションランプ色は5,000ケルビンの色温度を持つクールホワイト。昼間でもよく目立つし、H.I.D.ヘッドライトとの相性もバッチリ。

ウインカー色は黄色とオレンジの中間の色合いであるアンバー色を採用。均質でクリアな輝きはLEDならではだ。

ウインカー点滅パターンは「通常点滅」「順次点灯」「流星点灯」「追っかけ点灯」の4種類から選択可能。流れるフラッシュは目立ち度抜群だ。

ノーマルのウインカーはレンズの中に収まったオレンジ色の電球が丸見えだ。見た目の違いは一目瞭然だろう。

デイライト機能内蔵LEDウインカーASSY
Ninja 250用/3万9,900円(税込)

LEDの強烈な光を効率よく拡散させるインナーレンズ。独特のカットが入ったインナーレンズが光り輝く。

ウインカー用のLEDに採用されるアンバー色とは琥珀色のこと。イエローとオレンジの中間色で遠くからでもよく見える。

LED特有のキレのある点滅が特徴。インナーレンズとアウターレンズの相乗効果でフロントからもサイドからも良好な非視認性を確保。

10デイライト機能内蔵LEDウインカーASSY
Ninja ZX-6R用/3万9,900円(税込)

11ウインカーが点滅している間も反対側のポジションは点灯した状態をキープすることで、被視認性をアップさせることができる。

12高品質LEDとダブルレンズが織りなす光のマジック。クリスタルガラスのような澄み切ったポジションランプが、昼夜を問わず安全マージンを高めてくれる。

MSLゼファーでサービスメカニックを担当する神埼さんも、ボスコムのLEDウインカーに魅せられたひとり。「愛車のZX-6Rに装着していますが、ポジションランプの光量が断然大きいので特に足元が明るく感じます。ウインカーも明るくて遠くからもよく見えるので、右折時にも安心ですね」

MSLゼファー

カワサキ車のことなら何でもおまかせの販売実績ナンバーワン“カワサキ正規販売店”。小排気量から大排気量、逆輸入車まで豊富なラインナップを常時取り揃えている。カスタムパーツや用品も店頭 もしくは通信販売でご購入可能だ。

住所/東京都練馬区谷原5-32-1
電話/03-3867-2194
営業時間/10:00-20:00(サービス受付19:30まで)
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価格(それぞれ)/3万9,900円(税込)

  • ■1400 GTR
  • ■Ninja 1000
  • ■Ninja 400R
  • ■Ninja ZX-14R
  • ■Ninja ZX-6R
  • ■Ninja 250

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※表示はすべて税込価格です(2013年10月現在)

ボスコムジャパンではオリジナルの製作も可能で、このTMAXの場合、ウインカー作動時でもポジションランプは常時点灯している仕様。
フレームを内蔵した高級感あふれるデザインで、ポジションの下側にはラグジュアリーカーを思わせるアイラインタイプのLEDが並ぶ。


  • 【TMAX530用】デイライト機能内蔵LEDウインカーASSYフロント用(オリジナル製作)/5万9,850円(税込)

  • 通常走行時は赤色に発光しテールランプ機能を有する、テールランプ機能内蔵LEDウインカーASSYリア用(オリジナル製作)/5万 9,850円(税込)

  • 夜間においてもポジションランプだけでこの明るさ! 被視認性アップだけでなく、ヘッドライトではカバーできない足元付近の照明を確保できる。

オリジナル製作のTMAX530用で取材協力いただいた、ヤマハの正規販売店“YSP杉並北”の店長、住友さんもボスコムのLEDウインカーをおすすめしている。

「店のスタッフがTMAXに装着していますが、まず被視認性アップにより安全性に優れているところがメリットですね。流れるウインカーは目立ち度も抜群で、街乗りしていても注目の的だそうですよ(笑)」

YSP杉並北

YAMAHA、プレストの新車・中古車と電動自転車PAS取扱店。バイクを販売するだけでなく、楽しみ方やアフターにより重点を置き、バイクとともに長くつきあっていける店であり続けることがモットー。愛車の整備・修理はもちろん、カスタムなどの相談にも気軽に応じてくれるはずだ。

住所/東京都杉並区高円寺北4-42-5
電話/03-5327-6606
営業時間/10:30-20:00(月曜定休)