moto-JOY
三重県/ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ取扱店

取材協力/moto-JOY  取材・文/守田二草  撮影/伊勢 悟
掲載日/2016年3月30日
三重県にある『moto-JOY(モトジョイ)』は、オーヴァーレーシングプロジェクツの新規事業として発足。旧車や絶版車をメインに手がけるプロショップだ。車両の販売のみならず、安心、安全にバイクライフを楽しめるようにさまざまな提案をおこなっている。

INTERVIEW

楽しく、カッコよく、そして安全に!
バイクのある暮らしを提案したい。

三重県鈴鹿市にある『moto-JOY』は、国産4メーカーの旧車をメインに販売から車検、整備、点検、修理、カスタムまで幅広く手がける『オーヴァーグループ』を母体とするショップだ。創業者でグループの会長である佐藤健正さんは、本田技研鈴鹿製作所、モリワキエンジニアリングを経て、1982年に『オーヴァーレーシングプロジェクツ』を設立。1984年にオリジナルフレームを採用したレースマシン『OV-01』を開発したのち、次々とオリジナルのレースマシンを製作してきた。また、公道仕様のコンプリートカスタムも発表。世界中のバイクファンの注目を集め、レーサーレプリカブームを牽引してきたいわば伝説的人物である。

 

近代的なスポーツモデルで最先端の技術を追求してきたイメージが強いが、一方で佐藤会長はクラシック好きでも知られており、数々のクラシックレースに自ら参戦。旧車や絶版車にも力を注いできた。2009年に新規事業として『moto-JOY』をオープン。レース活動で培ったノウハウをフィードバックし、多くのバイクユーザーを魅了している。同店でマネージャーを務める加藤匠一さんもその魅力に引き寄せられた一人だ。

「最初、憧れの有名人に会えた感動がありました。実際に一緒に働くようになり、会長自らが楽しそうに整備している姿を見て驚いたことを覚えています」

 

実は会長のみならず、スタッフ全員がメカニック。バイクは乗るのも触るのも好きというタイプである。マネージャーである加藤さんが営業や接客も担っている。

 

「1970~80年代の国産4メーカーを多く扱っていますが、当時から日本製のバイクは性能が良く、きちんと整備された車両であれば、現代の交通事情に合わせて問題なく走れます。車両によってウイークポイントもありますが、納車前に不安要素を取り除くよう整備しています。点火系、キャブレターなどはアフターパーツに交換することで、さらに信頼性を上げることができます」

 

一番のコダワリは、ユーザーがヴィンテージバイクを末長く楽しめるように「安心、安全」であること。外装、車体、足まわりはもちろん、必要があればエンジンの内部もしっかり手を加えている。

「一般的に旧車は“高価で壊れる”というイメージがあると思いますが、そんなことはありません。“古いからしかたがない”という言い訳はしません。お客様のニーズに合わせたご提案をさせていただいております」

 

車両の状態や予算、目的に合わせて整備プランや車検コースを設定。メリットとデメリットを相談しあいながら、理想的な絶版車ライフを追求していくことができるのだ。また、オーヴァーレーシングプロジェクツ製の多彩なアフターパーツも魅力だ。

 

「現代の交通事情に合わせ、安全性を向上することも可能です。見た目を自分好みにカッコよくカスタムしたいというのも大切です。たとえアフターパーツがなくても、オーヴァーレーシングと連携して製作することもできるので、お客様の夢や理想を形にする事が可能です。’70~’80年代の国産車は本気で世界を目指している時代の意気込み、人の思いが、その存在に力を与えているんだと思います。その魅力を感じてもらうことができたらうれしいです」

PICK UP

品質のよい車両、確かな技術と丁寧なアフターフォローで
ゆとりある大人の絶版車ライフを提案します。

『moto-JOY』ブランドの絶版車では、長年の知識と経験、独自のルートにより、品質のよい極上車を厳選。絶版車でも納車整備を行った車両には3か月もしくは3000kmの保証が付く。車検も2コースを設定し、購入後のライフプランが見通しやすくなっている。また、絶版車を通して楽しいライフスタイルを提案すべく、たくさんのイベントを企画してる。たとえば、ショートツーリングを含めほぼ毎月行われるツーリングを企画。スポーツ走行に興味ある人に向けては、サーキット走行会に参加したり、クラシックレースに参戦したりしている。バイクの操作の基本、バランス感覚を体得するため、ビンテージトライアルクラブの活動を行うなど、お客様とスタッフが一緒になってバイクのある生活を思い切り楽しんでいる。

 

モトジョイでは、スタッフとお客さんが年4回ほど絶版車でサーキット走行会に参加。サーキット初心者でも安全に楽しく走れる配慮がされた走行会もあり、仲間と一緒に楽しみながら運転スキルの向上にも役立っている。

モトジョイの参加する走行会では、絶版車でサーキットを走れるのが魅力。公道では危ないのであまりスピードを上げたり、ハングオンをしたりできないが、走行会では速いスピードを体感して目を慣らしたり、速くても安全に乗れる乗り方を勉強したりできる。

ショートツーリングを含め、ほぼ毎月行われるツーリング企画。ナイトランやモーニングランなど、さまざまなスタイルで催されるので、ライフスタイルに合わせて無理せず参加ができる。

初詣ツーリングとして伊勢神宮を参拝。サニーロードの愛称で親しまれる県道169号線を通って、南伊勢まで走ってランチを食べるのがオススメのコースだ。

バイクの操作の基本、バランス感覚を学ぶべく、ビンテージトライアルクラブの活動を積極的に行っている。

トライアルバイクも絶版車。ヴィンテージトライアルで自然の中を無理をせずに自分のペースでトコトコ走って練習。コーヒーを飲んで休憩したりして過ごすのが楽しい。

MCFAJ主催で開催される「レジェンドオブクラッシック(L.O.C.)」に、スタッフとお客さんが一緒になり参戦している。

L.O.C.は「1972年以前の黄金期のモータースポーツシーンの再現」を理念とし、年4戦おこなわれるクラシックレース。グループ会長の佐藤健正さんはCB450で参戦。

ゼッケン77番が会長の佐藤さん。表彰台の常連で知られるクラシックレース界の有名人だ。

101978年式カワサキのKZ100をベースにしたZ-1仕様カスタム。エンジンフルオーバーホール済み。JOYmax製オリジナルフルエキ、ミクニ製TMR36キャブレター、OVER製アルミステムキット、JOYmax製フェンダーレスキットなど装着。車両価格は370万円(諸費用別)。

111980年式カワサキZ1-R2ベースにKZ1000用エンジンを搭載したカスタム車。外装は当時物のZ1-RTCターボ用。ターボを外したキャブレター仕様で、ミクニ製TMR32mmキャブレター装着。排気にJOYmax製手曲げステンレスマフラーを採用している。車両価格は220万円(諸費用別)。

12オリジナルのステンレス製手曲げ6本出しメガフォンマフラーが迫力のリアビューを演出しているホンダのCBX1000。参考車両。

131970年式カワサキの500SS マッハⅢ。空冷2サイクル3気筒の500ccエンジンはフルオーバーホール、クランクシャフトもオーバーホール済み。車両価格は270万円(諸費用別)。

141971年式のヤマハXS-1。キックスターターのみの初期モデル。ハンドルバー、エキパイ、リヤショック、シートなどはリプロダクツの新品を装着している。エンジン腰上はオーバーホールし、足まわり、ブレーキまわりは、分解&点検後に納車される。車両価格は123万円(諸費用別)。

15大きなガラス窓から外光が降り注ぐ、明るく清潔なショールーム。’70~’80年代の国産4メーカーを中心に常時30台以上が在庫されている。

16ショールームのコーナーにはスーパースポーツモデルも展示されている。オーヴァーレーシングのルーツを感じさせてくれる一角だ。

17店内には車両やパーツのほか、レストアの施工前と施工後のサンプルが展示されている。車両のことはもちろん、レストアやメンテナンス、カスタムに関する不安なこと、なんでもスタッフに相談してみよう。

18ショールームに隣接する整備工場。広々とした作業スペースを確保し、1台1台丁寧に点検や整備がなされる。

19整備機材、加工機材も充実しており、通常点検整備、カスタムなど全て自社工場で行うことが可能!作業しているのはメカニックの米倉孝浩さん。バイクはいじるのも乗るのも大好きだそう。

20ファクトリー内には塗装ブースも完備。パウダーコーティングも自社内で行っている。なるべくできる範囲の塗装は社内で行い、作業の効率化とコストダウンを図っている。作業しているのは若手メカニックの清輔星司さん。バイク好きが高じて仕事になったタイプ。インターネット販売なども担当している。

21ファクトリーの一角には、グループの会長である佐藤健正さんのホンダCB500が作業中。クラシックレース『レジェンドオブクラシック(LOC)』に参戦している。


SHOP INFORMATION

moto-JOY

三重県鈴鹿市国府町7678-5
TEL/059-375-1132、080-4855-3993
FAX/059-375-3100
営業/10:00-19:00
定休/水曜日・第2&4火曜日
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