オイル交換&スーパーゾイルでカブや原付エンジンをイキイキと!
取材協力/パパコーポレーション   記事提供/雑誌『モトメンテナンス』   写真・文/モトメンテナンス編集部
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部  この記事は、雑誌『モトメンテナンス』119号 P12-P13を再構成・転載したものです。
掲載日/2015年07月29日
バイクは機械。乗り続けることで摺動部には磨耗が生じ、気がついたときには「キコキコッ」とメカニカルノイズを発し、最悪で部品交換しなくてはいけなくなってしまうことがある。

また、乗り始めたばかりのバイクだからこそ、エンジンコンディションには気を配っておきたいとはマシンオーナーなら誰もが考えるはずだ。ここでは、オイル交換サイクルをしっかり守ることで驚きの耐久性を見せる世界のホンダが誇るスーパーカブのオイル交換にチャレンジしてみよう。心遣いひとつでエンジンは想像以上に気持ち良く回る!!

若い世代に訴えかける
パーツ供給を常に心がける

オイル交換しようとドレンプラグを緩めたところ「コップ半分くらいしかエンジンオイルが出て来なかった!?」といった経験、ありませんか? 便利なバイクは便利に使われ続けるのが宿命であり、メンテナンスは二の次にされてしまうものである。部品量販店のサービス部門でメカニック経験がある本誌スタッフの話によれば、「オイル交換」依頼でピットに入ってきたバイクのドレンプラグを緩めたところ、お猪口一杯くらいしかオイルが出て来なかったり、酷いものでは真っ黒なオイルがポトッ、ポトッと2~3滴程度!?といった実例は何度も経験したそうだ。そんなバイクの多くが4ミニ系モデルであり、なかでもスーパーカブは、そのような実例が何度もあったそうだ。

 

オイル交換以前に、何らかの問題があるからエンジンオイルを消費してしまうのだと思うが、オイルが過度に少なくても何故だか走ってしまう4ミニには、驚きと同時に素晴らしさすら感じてしまうものである。逆説的なお話だが、仮に、しっかりメンテナンスを行えば、それこそ10万キロオーバーも夢ではないどころか、当たり前なのが4ミニであり、その頂点に君臨するスーパーカブなのだ。

 

このスーパーカブ90の場合は、前回のオイル交換から数年が経過。しかもディップスティックでオイル量を確認すると、アッパーレベルを明らかに超えるほど多くのオイルが注入されていた。小排気量車の場合は、オイル量が多過ぎるとクランク運動時にポンピングロスが発生し、結局、スムーズに回らないエンジンになってしまう。

 

実は、パワフルな大排気量エンジンと比べ、非力な小排気量エンジンでは「オイル注入量」や「オイル粘度」が走行性能に大きな影響を及ぼすことが多い。ここでは実際にあった具体例をお話しよう。4ミニレースの際に、いつもならもっと早いラップタイムで走れるライダーが予選前に悩んでいた。お話を聞くと、いつものようにタイムが出ず、予選通過もままならない状況らしい。現場でそんなお話を聞いたので、ディップスティックのオイル量を確認させて頂くと、アッパーレベルを大きく超え、しかも夏場なので硬い粘度のエンジンオイルを利用していた。

 

そこで、5W20の超低粘度かつ高性能エンジンオイルを予選時に使い、オイル注入量はディップスティックレベルの下限ギリギリにすることを進言した。予選終了後にピットでお話を聞くと、言われた通りにオイル交換したら、予選は楽々通過!! しかもボーダーラインギリギリどころか、上位で予選通過できたそうだ。エンジンはスムーズに回り、練習走行時に感じた重ったるさはまったく感じなくなったそうだ。サーキットのように「ラップタイムで比較」できる現場では、その違いが数字になって現れるのでわかりやすい。これは鈴鹿サーキットでの実話だが、1周6kmのフルコースともなると、オイル交換だけでラップタイムが6秒も縮まるようだ。

 

そんな注入量やオイル粘度に関するお話ではなく、フリクションロスが少なくなることでも当然ながらエンジンはよりスムーズに回転するようになる。そこで注目したいのがスーパーゾイルである。

 

金属部品が擦れ合うことで、必ず発生するのが摩擦熱である。この摩擦熱にスーパーゾイル成分が反応し、摺動部表面に化合物を形成。これにより低フリクション化を実現するのがスーパーゾイルの大きな特徴である。スーパーゾイルには、エンジンオイルに添加するタイプと高性能オイルに適量のスーパーゾイルをあらかじめ添加してあるエンジンオイルがある。100%化学合成の高性能エンジンオイルがシンセティックゾイル。その他に鉱物油をベースに分子構造変換技術で高性能化を進めた半合成仕様のセミシンセティックゾイルがある。このセミシンセティックゾイルは四輪絶版車ユーザーやバイクなら空冷エンジンユーザーから大きな支持を集めている。

 

❶ SEMI SYNTHETIC ZOIL【10W-40】セミシンセティックゾイル(半合成)

1000mlボトル 3,500円(税別)

原付クラスの小排気量モデルの場合は、エンジンオイル使用量が1リットルに満たないケースが多いので、1000mlボトルが便利だ。余ったオイルはケーブル潤滑用としても利用できる。最後の一滴まで無駄なく使いたい。エンジンパーツの分解時は組み立てオイルにも使える。

❷ SUPER ZOIL ECO for 4cycle スーパーゾイル・エコ(添加量5%)

200mlボトル 6,800円(税別)

普段から使っている好みのブランドオイルと混ぜて利用するスーパーゾイル・エコ。エンジンオイルの使用料に対し5%の添加で十分なゾイル効果を発揮。入れ過ぎても効果に違いは無いので規定添加量で十分だ。2サイクルエンジンならミッション用ギヤオイルに添加しよう。

ここでは100%化学合成オイルと比べ、厚く強固な油膜を形成し、エンジンノイズの抑制に対しても高い効果を期待できる「セミシンセティックゾイル」に注目し、スーパーカブのオイル交換を実践してみた。長期間オイル交換せず、しかもオイル注入量が多かったため、オイル交換後の軽やかなエンジンフィーリングはオイル交換前とは別物。特に、追い越し加速時のスムーズ感は気持ち良いものに変貌した。

 

金属部品の摺動部に発生する摩擦熱がスーパーゾイル効果により低減され、エンジンオイルのライフアップも期待できるようになる。大切なエンジン部品を長持ちさせることができるスーパーゾイルは、好調なエンジンコンディションを末永く保ちたいと願う愛車家にとっても嬉しい高性能エンジンオイル添加剤であり、もはや無くてはならない存在だと語るファンも数多い。排気量に関わりなく、バイクを大切にしたいなら是非ともスーパーゾイルを試してみて欲しい。

バイクメンテナンス入門 with SUPER ZOIL

  • ドレンプラグは地面近くにあるため、砂利汚れや外部からのダメージを受けやすいパーツとしても知られている。ネジ部分はキレイなウエスで拭き取り、ネジ山に潰れが無いか確認しよう。廃油には指先を突っ込み、汚れ具合を再確認してみよう。
  • ドレンプラグは地面近くにあるため、砂利汚れや外部からのダメージを受けやすいパーツとしても知られている。ネジ部分はキレイなウエスで拭き取り、ネジ山に潰れが無いか確認しよう。廃油には指先を突っ込み、汚れ具合を再確認してみよう。
  • エンジンオイルを抜き取っている最中はフィラーキャップも外して通気させよう。完全に抜き終えたらドレンプラグの締め付け座やその周辺の汚れをウエスでしっかり拭き取ろう。
  • ドレンプラグは地面近くにあるため、砂利汚れや外部からのダメージを受けやすいパーツとしても知られている。ネジ部分はキレイなウエスで拭き取り、ネジ山に潰れが無いか確認しよう。廃油には指先を突っ込み、汚れ具合を再確認してみよう。
  • エンジンオイルを抜き取っている最中はフィラーキャップも外して通気させよう。完全に抜き終えたらドレンプラグの締め付け座やその周辺の汚れをウエスでしっかり拭き取ろう。
  • 取り外したドレンプラグのパッキンワッシャは新品に交換するのが鉄則だが、潰れて反り返っていなければオイルストンで磨くことで再利用することもできる。持っていると便利な工具がオイルストンだ。
  • 取り外したドレンプラグのパッキンワッシャは新品に交換するのが鉄則だが、潰れて反り返っていなければオイルストンで磨くことで再利用することもできる。持っていると便利な工具がオイルストンだ。
  • オイル交換時の注入量が仮に900ccだとしたら、まずは700~750cc 程度注入してエンジン始動。しばらくアイドリングさせてから、低回転でスロットルを煽ってからエンジンを停止する。
  • 取り外したドレンプラグのパッキンワッシャは新品に交換するのが鉄則だが、潰れて反り返っていなければオイルストンで磨くことで再利用することもできる。持っていると便利な工具がオイルストンだ。
  • オイル交換時の注入量が仮に900ccだとしたら、まずは700~750cc 程度注入してエンジン始動。しばらくアイドリングさせてから、低回転でスロットルを煽ってからエンジンを停止する。
  • スーパーゾイル成分をあらかじめ添加してあるセミシンセティックゾイルはその名の通り半合成オイル。強い油膜を形成しつつ金属表面の改質再生を行う特徴がある。100%化学合成のシンセティックゾイルよりも浸透性が低く厚い油膜を作る。
  • スーパーゾイル成分をあらかじめ添加してあるセミシンセティックゾイルはその名の通り半合成オイル。強い油膜を形成しつつ金属表面の改質再生を行う特徴がある。100%化学合成のシンセティックゾイルよりも浸透性が低く厚い油膜を作る。
  • エンジンオイル量を確認し、必要に応じてオイルを追加注入しよう。この段階で新しいオイルが汚れ気味になっている際には、次のオイル交換時にフラッシングを行うのがベストである。
  • スーパーゾイル成分をあらかじめ添加してあるセミシンセティックゾイルはその名の通り半合成オイル。強い油膜を形成しつつ金属表面の改質再生を行う特徴がある。100%化学合成のシンセティックゾイルよりも浸透性が低く厚い油膜を作る。
  • エンジンオイル量を確認し、必要に応じてオイルを追加注入しよう。この段階で新しいオイルが汚れ気味になっている際には、次のオイル交換時にフラッシングを行うのがベストである。
  • オイル交換と同タイミングでスパークプラグの点検も実施しよう。プラグレンチを掛ける前にプラグ周囲の汚れはエアブローもしくは洗車にて洗い流そう。ススけていたり汚れが堆積しているときにはワイヤブラシでクリーンナップしよう。
  • オイル交換と同タイミングでスパークプラグの点検も実施しよう。プラグレンチを掛ける前にプラグ周囲の汚れはエアブローもしくは洗車にて洗い流そう。ススけていたり汚れが堆積しているときにはワイヤブラシでクリーンナップしよう。
  • プラグを復元してキャップを差し込む前に、ハイテンションコードとプラグキャップの接続がしっかり行われているか確認しておこう。キャップを押し付けながら回して確実に固定しよう。
  • オイル交換と同タイミングでスパークプラグの点検も実施しよう。プラグレンチを掛ける前にプラグ周囲の汚れはエアブローもしくは洗車にて洗い流そう。ススけていたり汚れが堆積しているときにはワイヤブラシでクリーンナップしよう。
  • プラグを復元してキャップを差し込む前に、ハイテンションコードとプラグキャップの接続がしっかり行われているか確認しておこう。キャップを押し付けながら回して確実に固定しよう。
  • ディップスティックでオイル量を確認するときにはキレイなウエスでオイルを拭い、同時にエンジンオイルの臭いも嗅いでみよう。キャブのオーバーフローが内向きに起るとエンジンオイルにガソリンが混ざってしまい面倒なことになる。
  • ディップスティックでオイル量を確認するときにはキレイなウエスでオイルを拭い、同時にエンジンオイルの臭いも嗅いでみよう。キャブのオーバーフローが内向きに起るとエンジンオイルにガソリンが混ざってしまい面倒なことになる。
  • ディップスティックでオイル量を確認するときにはキレイなウエスでオイルを拭い、同時にエンジンオイルの臭いも嗅いでみよう。キャブのオーバーフローが内向きに起るとエンジンオイルにガソリンが混ざってしまい面倒なことになる。

入れ過ぎはトラブルの原因!!

エンジンオイルの注入後に始動し、エンジン停止後にオイル量を確認したところ、アッパーレベルのギリギリだとかアッパーレベルを「超えてしまった!?」といった例がよくある。「多いのだから問題無い!!」と、そのままにしていませんか? オイル量が増えるとクランクケース室内の空気室容積が減り、それが原因でブリーザーからオイルを吹き返してしまうことがある。オイルの吹き返しが無くてもオイル量が多いとポンピングロスの原因になり、エンジンが気持ち良く回らなくなる。オイルを入れ過ぎた時にはフロントフォークの油面調整ゲージなどでオイルフィラー部から不要なエンジンオイルを抜き取ろう。

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