支払い事例 バイク車両保険で支払われる金額ってどのくらい?

支払い事例
バイク車両保険で支払われる金額ってどのくらい?

文/守田二草  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2017年04月05日

バイク事故の損害は、車両保険でどのくらい補償されるの?
バイクで交通事故にあってしまった時、愛車が受けた損害を補償してくれる「車両保険」。実際に事故にあってしまった時にどのくらい支払われるのか、保険に加入していてもよく知らない人も……。 そこで、「BikeBrosみんなのバイク保険」の補償される保険金額、支払い条件にあわせた実際の支払い金額など、事例を挙げて分かりやすく説明します!!

バイク事故で車両保険を使った場合
相手の賠償額で不足した分をカバーできる?

例えば、「BikeBrosみんなのバイク保険」に加入している人がバイクで青信号を直進中、右折してきた乗用車と接触事故を起こしてしまったケース。

・協定保険価額……110万円
・修理見積……120万円(全損)
・事故時の時価額……85万円
・過失割合……10:90
・相手方からの損害賠償金……76万5,000円(時価額の90%)
・支払い保険金……38万5,000円(全損特約保険金33万5,000円+全損見舞金5万円)

相手方の賠償額が、時価額の90%で計算されているので、事故以前のように愛車を再現するには難しい金額です。充分な補償を受けられないため、バイクに乗ることをあきらめてしまう人も少なくありません。

自損事故、転倒事故で車両保険を使った場合
どのくらい損害をカバーできる?

次はバイクの自損事故の事例。バイクでカーブを走行中、曲がりきれずに転倒し、ガードレールへ衝突したケース。「BikeBrosみんなのバイク保険」に加入していた場合。

・協定保険価額……23万円
・修理見積……26万円(全損)
・支払い保険金……28万円(全損特約保険金23万円+全損見舞金5万円)

修理見積もりが協定保険価額の80%を超える場合は全損となるので、23万円の全額が支払われます。別途、全損特別見舞金5万円も支払われるので、今回のケースで受け取れる金額はトータルで28万円となります。

半損とみなされるのは損害金額が保険金額の50%超、80%以下の場合。保険金額の50%が支払われます。半損は期間中に1回の支払いを受けることができ、さらに契約は存続できます。

また、バイクで走行中、路面が凍結しており、転倒してしまったケース。

・協定保険価額……124万円
・修理見積……71万円(半損)
・支払い保険金……62万円

修理見積もりが協定保険価額の50%超、80%以下なので、「半損」とみなされます。半損特約で1回の保険期間中、1回限り支払いが可能で、協定保険価額の半額が支払われます。保険金を修理費用に充当し、修理の上で乗り続けると、保険契約は継続となります。

もちろん安全が一番ですが、万が一の交通事故。突然の出費を余儀なくされます。車両保険に入っていれば損害が補償されるので、バイクライフをあきらめなくても大丈夫! 加入する際は、しっかり補償されるのか、保険金額や支払い条件などを確認することが大切です。

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