バイクの盗難対策と保険について
文/野岸 泰之  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2016年12月05日

皆さんは、バイクの盗難について意識していますか? 「話は聞くけど、まぁ大丈夫」「チェーンロックで盗まれないようにしているから平気」など、なんとなく大丈夫だと信じていませんか? 現実にはいろいろな場所で、多くのバイクが盗難の被害に遭っているのです。

バイクの盗難は他人事ではない

警察庁が発表した2014年の犯罪統計によると、2014年度のバイク盗難認知件数は4万3,720件とあります。2005年度には10万4,155件だったことを考えると、盗難件数自体は年々減少傾向にあります。しかし、だからといって油断はできません。

「朝起きたら、自宅からバイクがなくなっていた」
「買い物をして戻ってきたら、駐車していた場所からバイクが消えていた」

信じたくないかもしれませんが、ごくありふれた日常生活の中でも、バイクの盗難は起きているのです。しかもその手口は「警備会社の防犯装置を付けていたが携帯電話の電波を妨害され、盗まれた」「手前のクルマを油圧リフトで移動させ、奥に停めていたバイクを盗まれた」「窃盗団に尾行され、バイクを駐車して買い物しているあいだにトラックで持ち去られた」「チェーンロックをしていた前輪を外して盗まれた」など、年々悪質、巧妙化しています。

以前は少年が興味本位で盗む、という事例がほとんどでしたが、最近ではプロの窃盗団が組織的、計画的にバイクを盗んで売り払う、という例が増加しています。

日ごろから複数のロックを使用するなど、防犯意識を高めることも大切ですが、プロの窃盗団の手にかかると防ぎきれないこともあります。不幸にして盗まれてしまうと、楽しかったバイクライフがいきなり中断、ローンだけが残る、なんてことになってしまうのです。

精神的にも金銭的にもダメージの大きい愛車の盗難。いざという時に備えるには、防犯ロックだけでは不十分。そんな時、バイクライフを再開する大きな手助けとなってくれるのが、盗難保険です。任意保険のうち、車両保険には盗難に対応する特約があり、中古車でも加入できます。

盗まれてからでは遅いのです。盗難被害に遭う前に、ぜひ加入を検討してみましょう。

バイクの盗難対策と保険について

【参考文献 警察庁犯罪統計書 平成26年の犯罪(206~211項より抜粋)】
https://www.npa.go.jp/toukei/soubunkan/h26/pdf/H26_ALL.pdf