快適なライディングは、ポジション作りからハンドル交換で、自分仕様に仕立てる
取材協力/有限会社山崎技研工業(ALCANhands)  取材・撮影・文/木村圭吾  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2014年12月17日
ハンドルはライダーとバイクが接する部分のひとつ。与える外観の印象にも寄与するが、ライディング時の快適性や操作性などにも重要な関わりを持つ機能パーツでもある。そのため、それぞれの嗜好や体格に合ったポジションを構築することは、必須と言っても過言ではない。パイプハンドルであればノーマルからの変更も決して難しくなく、自分で行えば、より愛着も増すことだろう。

INTERVIEW

ハンドル交換で
自分に合ったポジション作りを。

ネイキッド系のモデルを中心に多く採用されているのが、パイプハンドルだ。その名のとおりパイプで構成されており、曲げ具合によって高さや絞り角、垂れ角といったハンドルに求められる要素を満たしている。またハーレーや国産アメリカンの一部などを除いて、パイプの外径が22.2mmに統一されているのも特筆すべき点だ。そのため装着される車種を選ばない汎用品の種類も豊富に存在している。つまり、それらを活用すれば、それぞれに合ったポジションの構築も可能だ。ライディングの際における快適性や操作性に関する最もベーシックな部分だから、積極的に活用して自分に合ったバイクに仕立てたい。

 

アルキャンハンズは、「アイグリップ」を始めとしたグリップシリーズを世に送り出していることで知られているが、グリップが装着される側、すなわちハンドルそのものの販売も積極的に展開しており、ネイキッドモデル向けのバーハンドルは、36種類がラインアップされている。それらは先述のとおり、高さや絞り角、垂れ角が異なっていて、さまざまなライダーの好みに幅広くマッチするのである。

 

「パイプハンドルの交換は、それほど難易度が高くない作業ですので、D.I.Y.をおすすめしたいですね」とアルキャンハンズ営業の松本智志さん。

 

スポーティーなロータイプから、リラックスポジションのアップタイプまで、高さや絞り角、垂れ角の異なるハンドルがアルキャンハンズからリリースされている。上の画像は、その一部。またグリップやケーブル類、バーエンド、アジャスタブルハンドルブレースなどハンドル回りのパーツもタイプやカラー違いが用意されている

アルキャンハンズ営業部の松本智志さん。今回お話を伺うと共に、ハンドルとワイヤー類の交換作業を行ってくれた。バイク好きの一人として常にユーザー目線で考えており、整備士資格も所持している

「リラックスしたポジションにしたければノーマルより高く、逆にスポーティーなポジションにしたければ低くするのがセオリーです。ノーマルのワイヤー類やホース類が使える範囲内ですと変化量としては僅かですが、それでも違いは感じられると思います。ワイヤー交換も同時に行えば、選択肢は広がりますよ」。

 

なお、ホース類まで変更すれば装着可能なハンドル形状がさらに広がるが、ブレーキ回りの変更は有資格者が作業するのが原則のため、行きつけのバイクショップに相談してみてほしいと語る松本さん。さらにハンドルの選び方についても教えてくれた。

 

「選び方に決定版はないのが実状です。高さは同じでも、絞り角や垂れ角の違いでフィーリングは変わりますから。ハンドル単体で握ってみて良いと感じでも、実際にバイクに装着したら感じ方が変わってくることもあります。そのため、気に入った形状のハンドルに出会うまでは、何度もトライを繰り返してくださいとしか言えないのです。それだけに、自分で交換できれば交換の金銭負担も少なくて済みますね」

 

ハンドルと一緒に、合わせて付随するパーツも変えてみませんか? というのがアルキャンハンズからの提案だ。ワイヤー類やグリップ、バーエンド、ブレーキホースなどもラインナップしているため、トータルでコーディネートができるのが強みだという。もちろん、ハンドルバー以外はノーマルのハンドルにも使用可能。機能性の向上と共にルックスの変化も楽しむお膳立ては整えられているわけだ。

ハンドルを変更する前の状態。ライディング時の前傾度は、それほど強くはないが、高さが高くなれば快適性も増す

EXCHANGE

ハンドルとワイヤー類の
交換作業を見てみよう。

ここからはパイプハンドルの交換作業を見てみよう。サンプル車はカワサキ・ゼファー750だ。ノーマル形状に近いアルキャンハンズ製のハンドル「ベーシック1型(D00004C)」が既に装着されているが、それを、少しアップでネイキッド等に人気の「バニー(D00113C)」に変更する。基本的には他の車種においても手順は同じだが、必要となる工具が異なる場合がある。今回は同時にワイヤー類をロングタイプに変更しているが、長さには注意が必要。短いとハンドルを切った際にエンジンの回転数が上がるなどの支障をきたして危険。長すぎると、アウターとインナーのワイヤーの動きに差が発生してしまうからだ。また、ハンドルの高さや幅が一定範囲内を超えると、車検証の記載変更の手続きが必要になる。また大幅なアップハンドルやセパハンのような低いハンドルでは、ステップ位置やシート形状の見直しも必要になってくる。

 

BRAND INFORMATION

ALCANhands(アルキャンハンズ)

住所/大阪府堺市西区草部734-9
TEL/072-271-6821

アルキャンハンズ本社は大阪の堺市西区にある。堺のこの一帯はもともと自転車が地場産業であるため、
今でも金属加工の町工場が多い。アルキャンハンズの製品は、まさに職人の町から生まれる逸品なのだ。

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