スズキ GSX-S1000GX(2024)

掲載日:2024年02月13日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

スズキ GSX-S1000GX(2024)
SUZUKI GSX-S1000GX(2024)

自由度の高い乗車姿勢と電子制御サスを採用
アドベンチャーテイストのスポーツツアラー

GSX-S1000GXは、スポーツツアラーにアドベンチャーの要素を取り入れたクロスオーバーバイクです。乗車ポジションはアップライトで疲れにくく、ハンドルも幅広でコントロールしやすい形状です。車体は、フロントカウルや3段階で高さ調整が可能なウインドスクリーン、ハンドルグリップ部のナックルカバーなどでエアロダイナミクスを追求。フロントカウルの構造は、走行風の巻き込みを抑制するレイヤードデザインとなっています。

車体コンポーネンツは、スーパースポーツモデルGSX-Rの流れを汲んだエンジン、フレーム、スイングアームをベースとして使用。排気量998ccの水冷直列4気筒は、低回転から高回転までの全域で豊かなパワーを発生します。最高出力110kW(150PS)/11,000pm、最大トルクは105Nm/9,250rpm。出力特性はパワーモードセレクターで3つのモードから選択可能。また、スマートTLR(トラクション、リフト、ロールトルク)コントロールも装備します。

サスペンションは、SHOWA製のフロントフォークとリヤショックをGSX-S1000GX用にセッティングして装備。ダンパーの減衰量を電子的に制御するSAES(スズキ・アドバンスド・エレクトロニック・サスペンション)となっています。このSAESは、路面変化に対応して追従性と快適性を向上させるほか、速度に合わせて減衰力を最適化。また、ブレーキによる姿勢変化をスムーズに収束させる機能も搭載。さまざまな走行シーンで安定した乗り心地を提供します。

ほかにも、双方向クイックシフトやスマートクルーズコントロール、モーショントラックブレーキ、スロープディペンデントコントロールなど、盛りだくさんの電子制御機能を採用。国内モデルではETC2.0車載器も標準装備です。車体色は「トリトンブルーメタリック」「グラススパークルブラック」「パールマットシャドーグリーン」の3種類。メーカー希望小売価格は消費税10%込みで199万1,000円。発売は2024年1月25日です。

スズキGSX-S1000GXのここがポイント!
  • ● 路面追従と快適性を追求した電子制御サスペンション
  • ● 自由度が高く疲れにくいライディングポジション
  • ● スーパースポーツ譲りのパワフルな水冷4気筒エンジン

スズキGSX-S1000GXのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    NT1100

    直列2気筒エンジン搭載のスポーツツアラー。最高出力は75kW。変速装置にDCTを標準装備、大型二輪AT限定免許で運転が可能。消費税10%込みで169万4,000円。

  • ヤマハ
    トレーサー9 GT

    直列3気筒エンジンのスポーツツアラー。最高出力88kW。クルーズコントロールやKYB製の電子制御サスペンションなども装備。消費税10%込みで149万6,000円。

  • カワサキ
    ヴェルシス1000SE

    アップライトな乗車ポジションに水冷4気筒エンジンを搭載。最高出力は88kW。スカイフック電子制御サスペンションを採用。消費税10%込みで204万6,000円。


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