掲載日:2017年01月10日 取材で見つけた旧車バイク紹介
記事提供/Zeppanバイクス編集部 取材協力/NAL.TEC
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 20号』の『物件通信』を再編集したものです
フレームナンバーが若い初期モデルの方がエラいという初期型信奉は、大半の絶版車に共通した定説である。初期型の方が希少というイメージが強いことが根底にあるわけだが、生産台数に注目すればその常識が通用しないこともある。ホンダCB750フォアの場合、K0があまりにも爆発的ヒットとなったため、その後の年ごとに登場したマイナーチェンジモデルの生産台数がK0に届かないこともあった。
ナルテックで販売中の国内仕様のK2はまさにその1台である。薄型となったサイドカバーやハンドルポスト上のインジケーター、被視認性を向上させる大型テールランプやロングウインカーステーなど、カスタム車ながら完全K0仕様にするのではなくK2のディティールを残してあるのが奥ゆかしい。砂型K0がクローズアップされるのは致し方ないが、あえてK2というのもマニアックな選択である。
コンディションチェックを行ったエンジン内部はノーマルで、CRスペシャルとヨシムラ手曲げショート管で吸排気系をモディファイ。納車前にナルテックの定番メニュー、カーボン洗浄とエンジン内部をコーティングするパワーアッププログラムを施工する。
前後ホイールはセブンスターキャストを装着。車体のセットアップが得意なナルテックの整備により、押し歩きも軽快だ。
集合管の装着によって車体左サイドはすっきりしてセブンスターホイールがはっきり見える。グラブバーは社外パーツ。
リプロパーツのK0シートを装備。絶版車市場での人気はK0に集中しているが、実はシートもK2オリジナルがあればそちらの方が希少とされている。
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