掲載日:2016年12月16日 取材で見つけた旧車バイク紹介
記事提供/Zeppanバイクス編集部 取材協力/moto-JOY
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 20号』の『物件通信』を再編集したものです
1960年代のGPレーサー、RC166のような空冷インライン6エンジンを搭載したホンダCBXは、1978年の発売開始と同時に世界中に大きな話題を巻き起こした。水冷6気筒のカワサキZ1300に比べて、フィンが立った空冷の前傾エンジンはそれ自体に造形美があり、車体デザインもスーパースポーツモデルとしての魅力が際立っていた。
独自輸入したベース車両を徹底的に整備して仕上げる三重県鈴鹿市のモトジョイは、CBXの整備やレストア、カスタムに秀でたショップとして知られている。この1979年式は以前モトジョイで販売した、いわゆる出戻り車両。完全整備状態で国内で登録されているから、すぐに乗り出せる安心感があり、一から車両オーダーするよりリーズナブル。チタン製手曲げ集合マフラーのサウンドもジェントルかつ刺激的で、格別の6気筒フィーリングを味わうことができる。
腰上オーバーホールが施されたエンジンは0.25mmオーバーサイズピストンを組み込んだ上で各部消耗品を交換済み。調整が面倒な6連CVキャブレターも完璧なメンテナンスで最高のレスポンスを見せつけてくれる。
純正カラーで再塗装された外装や大径ウインカー、シルバーのコムスターなど純正当時の印象を残す中、魅力的なアクセントがモトジョイオリジナルチタン製6-2-1マフラー。このマフラーだけで27万円(税別)することを思えば非常にお買い得。
張り替え済みのシートはシワやたるみもなく、座り心地やホールド感も良好。プロリンクサスペンションの後期仕様はラグジュアリー感がアップした豪華仕様なのに対して、2本ショック時代はスーパースポーツに徹している。
メーター周りはCB-F系と同系統のデザインで、タコとスピードの間に電圧計が配置されている。
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