カワサキのミドルスポーツZ650とNinja650の特徴

掲載日:2017年05月17日 フォトTOPICS    

取材・撮影・文/小松 男  取材協力/カワサキモータースジャパン

基本的なコンポーネンツを共通としつつ、デザインやライディングポジションの変更によりそれぞれ明確なキャラクターが与えられたZ650とNinja650。

極上の人車一体感を味わえる
ミドルクラススポーツが2車種登場

EICMA2016に登場したZ650と、INTERMOT2016で発表されたNinja650が、いよいよ日本の道を走り出す。カワサキによる2017モデルのメディア向け撮影・試乗会のモデル紹介第二弾として、カワサキのミドルスポーツ2モデルをご紹介しよう。

古くを知るライダーなら、その名を聞いて名車「ザッパー」を思い浮かべてしまうブランニューモデルのZ650。「Sugomiデザイン」が用いられた姿こそ当時とは一線を画するものであっても、ザッパーが大型モデルのZ1に対し、軽量コンパクトなパッケージングで機敏な運動性能を与えられたように、現在のZファミリーの中核を担う形で、あらゆるシチュエーションで走る喜びを体感することができる。

一方、Ninja650は、従来モデルから大幅にブラッシュアップされたモデルだ。兄弟モデル同様シャープなスタイリングを纏い、スーパースポーツのような鋭いハンドリング、そして低中速域から力強いパワー感を楽しめる、スポーツツーリングモデルに仕立て上げられている。

両車ともに排気量649ccのパラレルツインエンジンを搭載し、街中からロングツーリングまで、質の高いスポーツライディングを楽しめるはずだ。

フォトTOPICS(写真点数/13枚)

01カウルとボディとのクリアランスを最大限に狭めることで、軽快で俊敏なイメージが作り出されたNinja650。カワサキのスーパースポーツモデルZX-10Rを彷彿させるシャープなスタイリングだ。

02インストルメントパネルはアナログタイプのタコメーターを中心に、左側にワーニングランプ類、右側にスピードメーターやシフトインジケーター、そして多機能液晶スクリーンを配置している。

03容量15リットルのフューエルタンクは、ニーグリップがしやすいよう下部に向かってシェイプさせつつ、車体の低い位置に落とし込んだことにより、軽快でアグレッシブなスタイリングとなっている。

04Ninja650のテールランプはテールカウルに収まるシャープなデザインとされており、LEDランプが「X」パターンに点灯する。

05サイレンサーは車体下部にマウントすることにより、マスの集中化と低重心を実現。ショートタイプながらも内部構造と触媒のレイアウトの変更によって環境性能を向上させ、Euro4規制に適合する。

06エッジの効いたZ650のスタイリングは、兄弟モデルにあたるZ1000の「Sugomiデザイン」を継承しつつ、エキサイティングさと親しみやすさを両立させたもの。

07ヘッドライト上部に備えられたカバーと合わせてデザインされたインストルメントパネルは、アナログタイプのタコメーターが周囲を縁取り、その中央にスピードメーターやギアポジションを表示する。

08低中回転域から豊かなトルクを発生し、軽快な吹け上がりを実現した排気量649ccのパラレルツインエンジンを搭載。軽量な車体と相まって、心地よいスポーツライディングを楽しむことができる。

09広い座面と高いクッション性で、ツーリングでの疲労度が軽減されるシート。パッセンジャー側とはセパレートタイプとなっており、シングルシートカバーのアクセサリーも用意されている。

10シート下には多少のユーティリティスペースが用意されている。ETC車載器は標準装備となっており、カードの状態はインストルメントパネル内に表示されるようになっている。

11Ninja650のテールランプではLEDランプが「X」パターンに点灯するのに対し、Z650は同形状ながらも「Z」パターンが浮かび上がるよう演出されている。

12Ninja650はスポーツモデルらしくセパレートハンドルを採用しているものの、高い位置にセットされているのでポジションにはゆとりが感じられる。シート高790mm。モデルの身長は175cm。

13Z650はNinja650と同じくシート高790mm。アップタイプのバーハンドルを採用しているため、上体は立ち気味のライディングポジションとなる。モデルの身長は175cm。

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