泣いても笑ってもこれが最終型のエストレヤ・ファイナルエディション!

掲載日:2017年05月24日 フォトTOPICS    

取材・撮影・文/小松 男  取材協力/カワサキモータースジャパン

クラシックなスタイリングが特徴的なエストレヤは、どのような風景にも溶け込む。最近はオーソドックスなモデルが減ってきているため、貴重な1台だった。

1992年に初期型が登場してから足掛け四半世紀
長年愛され続けたエストレヤが最終型に

カワサキによる2017モデルのメディア向け撮影・試乗会でのモデル紹介最終回は、ついに最終となったエストレヤのファイナルエディションをご紹介。

ESTRELLA(エストレヤ)の初代モデルが登場したのは1992年のこと。バブル経済を迎えレーサーレプリカブームの過渡期となっていた当時にあって、それよりもだいぶ以前、高度成長に英国車をモチーフに作られた往年の名車であるメグロSGを彷彿させるスタイリングを纏っていたエストレヤ。

スピードやテクノロジーといったハイパフォーマンスを求めるよりも、フィーリングを追求したコンセプトは、発売から間もなく幅広い層から支持されることとなった。それから25年の時を経て2017年、ついにエストレヤのファイナルエディションが登場した。

最後を飾る特別仕様車はカラーリング&グラフィックを、650RS(W3-A)をイメージしたものとしているほか、エンブレムやデカールなどディテールも専用のものとされている。

眩しいほどの光沢をもつフューエルタンクや、車体各所のクロームメッキにより高い質感を放ち、古き良き時代のモーターサイクルムーブメントを現代の技術を持って表現した名車として、後世まで語り継がれるだろう。

フォトTOPICS(写真点数/7枚)

01カワサキが1970年代に販売していた650RS(W3-A)のカラーリングをモチーフとしたエストレヤ・ファイナルエディション。コンパクトな車体はビギナーや女性でも扱いやすい。

02前後フェンダーやチェーンカバーなど、多岐に渡ってふんだんにクロームメッキを採用しており、250ccのモーターサイクルとは思えないほどの高い質感を持っている。

03ファイナルエディションのフューエルタンクには専用のデカールが施されており、四半世紀に及ぶ歴史に幕が降ろされることを告げている。

04サイドカバーに取り付けられたエンブレムも、ファイナルエディション専用のものとなっている。

05縁にパイピングが施されているファイナルエディション特別デザインシート。クラシカルなボディラインとカラーリングが持つ雰囲気とのマッチングが良い。

062007年モデルからフューエルインジェクションを採用していた空冷単気筒エンジン。最高出力は18PSと絶対的なパワーは持たないものの、低速から粘り強い出力特性で扱いやすい。

07スピードメーターとタコメーターを独立してマウント。その中にシンプルなLCDスクリーンやインジケーターランプ類を備えている。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索