掲載日:2020年07月26日 プロが造るカスタム
取材協力/アメリカンドリーム記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
東京に先駆けること1週間、2018大阪モーターサイクルショーに出展されたのが、アメリカンドリームのZ900RS。Zやゼファーに見られる同店製カスタムの特徴のひとつでもあるカフェレーサーカウルをまとい、まだ他に見ないホワイト×メタリックグリーンの配色のスペシャルペイントでまとめられている。聞けば同店代表・松田さんが“乗ってみたくて”と自分用に購入した車両だという。
「手元に来ると、こうしてみたいなというアイデアがどんどん出てくるんですよ。ネガな部分を何とかすると言うよりも、こうするともっといいという方向」と話す松田さんは、そのカフェレーサーカウルで高速や長距離でのコンフォート感を向上。装着に関してはフルボルトオンでかつ装着後にも安定するようにステーも工夫している。
さらにシートも「できるだけ後ろ側を低く抑えるようにして、後ろまわりがスッと長く見えてよりスタイリッシュになるように」(松田さん)とオリジナル加工している。単にすっきりさせるだけでなく、リアタイヤにノーマルの180でなく200サイズを選び、下回りのボリュームを出してバランスさせた点も奏功している。
白のボディに対してアクセントとなるグリーンはゲイルスピードTYPE-GP1Sホイールにも施されているが、これはやはりカスタム感を演出するために、アクティブにオーダーした先行品(通常ラインナップにも加わる予定。ハイパープロ・リアサスのスプリングも同色を特注)。カフェレーサーカウルは間もなくキット化し オリジナルチタンEXは既に市販 に移されていて、この全体仕様は今後長く展開するだろうZ900 RSに対してのカスタムコンプリート車両として選択肢の提案でもある。実際に乗っても楽しそうだ。