掲載日:2019年06月09日 プロが造るカスタム
取材協力/ビッグフット TEL/093-693-6333記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
1996年に登場、ネイキッドらしからぬスポーティなハンドリングで高く評価されたZRX1100。その最終進化型と言えるのが、2009年に発売されたZRX1200DAEGだった。2016年のファイナルエディションで惜しくも生産終了となったが、運動性能、ネイキッドならではの外観などは、現在も高く評価されている。
「元々かなりバランスの良いバイクなので、本来の性能を崩さないことに注意しつつ、究極のストリートDAEGを目指しました」そう語るのは製作を担当したビッグフット代表・阿武(あんの)さん。
鮮やかなカスタムペイントにどうしても目が行ってしまいがちだが、チューニング内容もなかなか本格的なのである。フレーム補強はウイリー製キット、前後サスペンションはオーリンズでステムはACサンクチュアリー製、リアアームはウイリー製(メタルコーティングランナーによるRXコート仕上げ)、ホイールもSTDに同じサイズの軽量タイプに換装し、F/Rアクスル、ピボットシャフトともクロモリ製中空シャフトに交換といった具合。
エンジンもピストン、カム、バルブスプリングなどをZZR1200純正に変更、燃料供給もヤマモトレーシング製φ46mmスロットルボディをスペシャルエージェント製サブコンでセットアップ。ノーマルのバランスはそのままに『伸びしろ』をしっかり伸ばした内容となっている。それでいてこの外観。眺めてよし、走らせてよしとは、まさにこのマシンのことと言っていいだろう。
ステムはSCULPTURE。サブメーターにアクティブ速度計、ヨシムラ・マルチTEMPメーターを追加装着。アッパーカウルはフレームマウントに変更してハンドルまわりのマスを低減。これもハンドリング向上に効く。
サブコンユニットはシート下前部にスマートにマウント。
エンジンは本文にあるZZR1200純正パーツ流用のほか、ポート研磨、各部パーツ重量合わせなども実施。
マフラーはノジマ製チタンにカーボンテーパーエンドのアクラポヴィッチサイレンサーを組み合わせたもの。3.50-17/6.00-17ホイールはO・ZレーシングPIEGA。RブレーキはブレンボCNC・2P+サンスターディスク。
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