掲載日:2019年03月31日 プロが造るカスタム
取材協力/モトマインズ記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです。
ニンジャのカスタムにのめり込む理由はいろいろあるが、この車両のオーナーさんは、水冷Z1000を所有していたことが、ひとつのきっかけという。
「オーナーさんは非常に好奇心旺盛かつ器用なライダーで、1998年にSTDのニンジャを入手して以来、さまざまなチューニングを自らの手で行ってきました。それが2008年に、当時の最 新型だったZ1000を入手してからは、ニンジャの方は一時的に休眠状態に入ったんです。でもZ1000のカスタムがある程度まで進んだ段階で、『今どきの高性能は自分には必要ない』という結論に達して、そこからはニンジャのカスタムが一気に進むことになったんです」そう語るのは、そのカスタムをさまざまな面でサポートしているモトマインズの松下さん。
松下さんによると、この車両はかつては明確なコンセプトと言うより時代の流行を積極的に取り入れていたそうだ。それが近年はすべてのモディファイが、サーキットでの楽しさを前提に行われていると言う。
「やっぱりオーナーさんが明確な目的意識を持っているかどうかで、カスタムの完成度は変わってきますね。決して以前の状態が悪かったというわけではありませんが、最近のこのニンジャはビシッと筋が通ってきた印象で、サーキットでの速さが着実に向上しているだけではなく、見た目のまとまりもよくなっている。もっとも、このニンジャを人生の相棒と考えているオーナーさんとしては、まだまだいじりたい部分があるようで、私たちとしては、今後もそのお手伝いをしていきたいと思っているんです」(同)。
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